組織
ドラッカーは企業の目的は一つしかないと喝破しました。それは、「顧客を創造すること」です。当たり前の話でどの企業も理解していますが、どうしたことか、企業規模が大きくなるにつれてこれが難しくなります。今日は顧客とマネジメントについて考えます。 …
企業理念やパーパスをこの2、3年で再構築して企業は多くなりました。企業の持続可能性が問われ、既存のビジネスモデルの限界を感じているのがその背景にあります。今日は企業理念とかパーパスに関わるお話です。 未来思考なのに、昭和的な運用 理念共鳴のマ…
人事制度の改訂や、人事評価に関わる研修のご依頼を沢山頂いています。いくら素晴らしい戦略を描いても、それを実現できる人材や企業風土がなければ絵に描いた餅に終わります。そのため、人材や企業風土に大きな影響を与える人事制度に関心が高まるのは当た…
私はJリーグの横浜F・マリノスのサポーターです。開幕当時から応援しているので、もう30年来チームを見てきました。長い歴史の中では思うように結果を残せない時期もありました。ここ近年は名実共にリーグを代表するチームに成長していますが、この5年間の変…
この時期、来年度の事業計画や部門方針を策定している管理職は多いかと思います。目標もその一つです。全ての組織は目標を立てますが、最後まで目標にコミットメントできる職場、立てた瞬間から忘すれさられる目標もあります。今日は職場のマネジメントする…
昨日は職場でも話題の中心は、WBCの日本優勝についてでした。ドラマのようなストーリーで感動しました。監督、コーチ、選手、スタッフ、側から見ていても素晴らしいチームだなと思います。その一方、多くの企業、多くの職場では本物のチームワークは実現しに…
WBCで日本優勝しましたね。普段、野球は見ない私でしたが、今回は画面に食い入るように観戦していました。大会MVPを獲得した大谷翔平の活躍は目覚ましかった。最後のトラウトとの勝負は痺れました。 試合終了後に解説の松坂さんが、「今回のチームはまとまる…
歴史がある企業は、時に社外の人間からすると謎に見えるルールが複雑怪奇化して存在することがあります。昔は意味があった社内ルールが廃止されることなく残り、新たなルールが構築されるのが拝啓です。今日は謎ルールと人材育成の関係について考えます。 謎…
私は仕事柄、様々な企業にお邪魔させて頂きます。色々な組織を見るのは楽しいですし勉強にもなります。社員がイキイキとしている組織風土はどのように形成されていったのかを分析するのは難しいのですが、駄目になっていく組織の特徴は分かりやすいです。今…
前回は組織の権力として、虎の権力と題して理詰めでの話し合いが出来ない人物のお話をしました。組織には虎だけでなく、狐も出没します。今日は狐の権力について考えてみます。 狐の権力 いい狐、ダメな狐 狐の出現をどう防ぐか 狐の権力 大企業になると、社…
「虎の威を借る狐」という言葉があります。この言葉を作った昔の人は、頭いいなと感心します。組織で働く上で、必ずつきまとうのが権力の問題です。今日は虎の権力について考えてみます。 虎の権力 誰も声をあげられない 根回しが増え、やがて組織は諦めを学…
企業経営が傾く原因はさまざまですが、人が大きく起因する事象としては意思決定があります。意思決定は階層が上がるにつれ難しくなります。そもそも正解がないですし、自分の意思決定が与える影響の大きさも理解しているからです。今日は意思決定について考…
組織をどのように形成するかは、企業の永遠の課題と言えます。ビジネスパーソンの立場からしても、自分が所属する組織のありようは切実な悩みにでもあります。今日は組織について考えてみたいと思います。 組織を変えれば、物事がうまく進みそうだと思うのは…
日本の大企業の1丁目1番地はイノベーションです。人材戦略でもイノベーションを起こすための組織風土づくりに関心が高まっています。人事制度をメンバーシップ型からジョブ型人事制度に変更する、リモートワーク等や副業解禁など働き方の選択肢を増やす、…
仕事柄、多くの企業にお邪魔する機会が多いです。同じ業界でも組織風土は驚くほど異なります。しかし、この組織風土とは一体何でしょうか?どのように組織風土は形成されるのでしょうか?その辺りを今日は考えてみたいと思います。 組織風土とは 一言で申し…
日本企業の課題の一丁目一番地は「イノベーション」既存のアイデアとアイデアが結合することでイノベーションは生まれる訳ですが、これが難しい。難しい理由をもう少し考えてみたいと思います。 出会うのがそもそも難しい あいつら何やってんだ問題 失敗の文…
人事制度改革に関する相談が増えています。日本企業がこれまで導入していたメンバーシップ型からジョブ型への変更です。変更検討の理由は様々ですが、社員の高齢化は背景の大きな理由の一つです。今日はそのあたりの背景について考えます。 超高齢化社会 シ…
企業の人事部のお客様と雑談で出るテーマに「ぶら下がり社員」に関するお話があります。指示された仕事は卒なくこなしてくれるのだが、職務に対する意欲や貢献度が低いというお悩みです。特に生産性の低い中高年を指していることが多く、「働かないオジサン…
私は歴史が大好きです。通勤中に聞いているのは、ポッドキャストのコテンラジオです。歴史を楽しく、深く解説してくれます。ビジネスを考える上でも、歴史を知っていると直接役立つことはありませんが、人や組織に関する考察は現代にも通じること多々ありま…
この一年、新商品を開発していました。昨年11月にローンチして、やっと初受注が決まりました。とりあえずホッとしました。今日は新商品開発と組織体制のお話です。 隣接市場をローリスク、ローリターンで狙う 既存リソースはボトムアップで進める 周辺市場を…
前回は、山一証券の自主廃業を描いた「しんがり」というドラマを取り上げて、エンゲージメントについて考えてみました。私自身も過去、組織が暴走してしまった事件にかかわったことがあります。今日は書ける範囲でその時の話をしてみたいと思います。 きっか…
しんがり 山一證券最後の12人 (講談社+α文庫) 作者:清武 英利 発売日: 2015/08/21 メディア: 文庫 最近、Amazon primeではまったドラマがあります。WOWOWが製作した「しんがり」です。江口洋介さんが主演で、1997年に潰れた山一証券に最後まで留まり自主廃棄…
日曜日の夜、サザエさんの音楽が流れる時間から、翌日に会社へ行くのが憂鬱になるビジネスパーソンはいらっしゃるかと思います。逆に、職場へ行くのが楽しみだなんていうレアなビジネスパーソンもいるでしょう。経営者はできれば後者のような社員、後者のよ…
経営幹部はボチボチ来季の組織について構想を練る頃でしょうか?現場の社員からすればそんなことは露知らずなわけですが。今日は組織図を設計する際のポイントについて考えてみたいと思います。 どうやっても問題は起きる どんな意思決定が必要なのか検討す…
前回の記事で職務範囲の曖昧さは日本企業の強みに転じるかもしれないと書きました。経営の視点から考えるとその通りなのですが、現場で働く側からすれば「勘弁してくれ」ですよね。今日はモチベーションと職務範囲について考えてみたいと思います。 www.kuma…
私の生業は企業の人材育成を支援する仕事です。お客様は社名は明かせませんんが、伝統的な、いわゆるネームバリューがあるお客様が多いです。そんなお客様の経営層とお話をしていると、「我が社も、デジタル・トランスフォーメーションの視点でビジネスを構…
私の生業は企業の人材育成を支援する仕事です。直接の窓口は人事部や人材開発部といった名称の部門がほとんどです。でも、最近、大企業を中心にその窓口に変化が起きています。今日はそのことについて考えてみたいと思います。 人材育成は何のために行うか …
[イラスト解説]ティール組織――新しい働き方のスタイル 作者: フレデリック・ラルー,羽生田栄一,エティエンヌ・アペール,中埜博,遠藤政樹 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2018/11/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 前回…
ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現 作者: フレデリック・ラルー,嘉村賢州,鈴木立哉 出版社/メーカー: 英治出版 発売日: 2018/01/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (5件) を見る 昨年の1月に出版されて爆発的にヒットしたビ…
週末のJリーグ、私が愛する横浜F・マリノスは勝ちましたね。3対2でアタッキフットボール全開でした。私がfootballが好きなのは競技の面白さもあります。また、個々のプレイヤーが局面局面、瞬間瞬間、自律的にプレイできないと、チームとしてもパフォーマン…