クマ坊の日記

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【book】今日こそティール組織をサクッと解説する

 

[イラスト解説]ティール組織――新しい働き方のスタイル

[イラスト解説]ティール組織――新しい働き方のスタイル

 

前回はティール組織の考え方を、歴史と色から解説してきました。ただ肝心のティール組織についてはモヤモヤな内容で終わってしまいました。今日こそはティール組織の概要をサクッと解説したいと思います。

 

 

ティール組織の3つの特徴

前回の記事の最後に、ティール組織は生命体のような組織で青緑がカラーだとお伝えしました。なんなこっちゃ?ですよね。ティール組織には3つの特徴があると主張されています。

 

  1. 自主経営
  2. 全体性
  3. 存在目的

まだモヤモヤしますよね💦 1つずつ解説していきますね。

 

自主経営

ティール組織では。一人ひとりを「あらゆる意思決定ができる個人」とみなします。1億の予算を使うことも、自分の給料を決めることも‼️オレンジ組織が階層構造による承認プロセスを、グリーン型組織が全員の対話による合意形成で意思決定をするのと全く異なります。こんな意思決定で組織が運営できるのか?と私は疑問に思いました。本の中では、ティール組織には自主経営を支える仕組みがあると説明します。それが助言プロセスです。誰もが決定権を持ちますが、決定にあたっては専門性の高い人に必ずアドバイスをもらわなければならないというルールを持つというのです。組織のメンバーが相互に信頼しあい、助言プロセスがあれば間違った意思決定はしないというのが主張です。

 

全体性

通常、組織や職場では合理性と生産性が求められます。個人の感情や直感は軽視されがちです。プロフェッショナルであることの方が求められます。しかし、ティール組織ではその逆で個人の感情が重要だとします。だから組織内の心理的安全性を大切にします。誰もが自分らしさを出すことで、職場全体に活気が生まれ生産性が高まるとされています。

 

存在目的

ティール組織では戦略や目標は不要とします。組織の存在目的が高邁であれば、メンバーは自然とモチベートされ良い仕事をすると考えられています。

 

ティール組織は最強な組織形態ではない

本の中ではティール組織の実例も紹介されませ。確かに美しく素晴らしい組織形態に見えます。

でも、正直気持ち悪い!というのが、私の印象です。人間ってやっぱり不完全て、清濁合わせもつ存在だと思うからです。人の不条理を前提とした組織の方が私は好きですね。それにティール組織の罪は、この組織形態が進化の最上位のような錯覚を読者に与えることです。組織の生産性の面では、オレンジ組織やグリーン組織に分があるでしょう。

 

最後はリーダー次第

どんな組織でも、結局はリーダーの力量に影響を受けるというのが私の持論です。グリーン組織やティール組織はリーダーという概念はないかもしれませんが、グリーンでもティールでもこういう組織にしよう!と決めた人がいるはずですから。

 

という事でティール組織についてサクッと解説してみました。どうでしょう? 大切なねは組織がら何色とらいうことではなく、どんな組織でありたいかをメンバー全員で考え、より良い組織にしていくことだと思います。