クマ坊の日記

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【マネジメント】部下育成するなら、上司は宣伝上手になれ

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今日は部下育成のお話です。これまでもこのブログ内で部下指導や育成に関しては解説してきました。内容は部下の能力を引き上げるための本質的な話でした。今日はちょっと変化球ですが、組織に所属がしてるが故に効果的な方法をお伝えします。

 

 

1人では変われない

部下指導を一生懸命しても、部下の努力だけでは変われません。それは本人の努力不足というのが原因ではありません。いくら本人が努力していたとしても、周囲の認知が変わらない限り成長した、とか彼、彼女は変わったとは言われません。そして、通常はかなり分かりやすい成果を上げないとそのような認知はされません。厄介なのは、一度、できない奴と認知されるとそのレッテルを覆えすのは至難の技です。本人が頑張っていたとしても、周囲から評価されなければ「やる気」を失うのも仕方ないように思います。

 

成長には時が必要

よほど優勝な人以外は右肩上がりに成長することはありません。年次があがれば順調に能力やスキルがあがると勘違いしている管理職は多いです。だから逆に自分の期待値を下回ると、「3年目なのにこんな事も知らないのか?」「もう30歳近くなのにこのレベル?」と落胆します。落胆する気持ちも分かるのですが、人の成長は人それぞれです。そして大多数の人は、頑張っていても成果が出るまでには時間がかかります。側から見ると低空飛行が続いているように見えるでしょう。でも、努力していれば何かのきっかけでグイグイと頭角を表すものです。私はサッカーぎ好きですが、ゴールを奪えなかった選手が1点を取ルト、ケチャップドバドバ状態でゴールを量産する選手がいます。それと同じようなものです。人の成長はある日、突然リミットが解放されるものと認知しておいた方が良いです。

 

上司は宣伝上手になれ

つまり部下が成長するには、そもそも時間がかかるものだし、周囲の認知自体も変えていかないと認知されないということを上司は理解しなくてはいけません。だから、部下の能力やスキルの向上の支援と並行して、周囲の認知を変える努力もしなくてはいけません。「A君には今年はこのスキルの腕前を上げてもらうことにしています!」と高らかに宣言して上げてください。1回や2回言うだけでは不十分です。同じことを何度も、何度も。自分の上司に、同僚に、他の部下に。そして、少しでも行動が変わったら「A君にこんな変化が出てきた。今までできなかったことができるようになってきた」とまた宣伝してください。最後に成果が上がったら「A君がこんなスキルを獲得することで、こんな成果をあげることができた!」と再度、アピールしてあげてください。部下に成果を上げさせることも大切です。上司が支援してでもいいから成功体験を積ませましょう。部下は自分自身の成長は実感が持てないものです。しかし、周囲からの認知が変化し、成果もあげれると「少し成長できたのかな?」と自信が持てるものです。自分がやってきたことに自信が持てると、こちらが言わなくても頑張ってくれるものです。

 

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