オンラインでの研修や会議もだいぶ慣れてきましま。つい2ヶ月前までは、オンラインでの集中力は2時間が限界!なんて語っていたのですが💦 慣れって恐ろしいですね。さて、今日はオンライン研修での一コマのお話です。
落武者現る
オンライン研修を実施するようになってから、社内で誕生した言葉があります。それが「落武者」です。受講者は自宅でオンライン研修を受講するのがほとんどです。自宅の通信環境やPCの性能によってオンライン研修中に回線が切れて、参加できなくなる時があります。そんな様を私達は「落武者」と呼びます。物理的にどうしようもないんですけどね。zoomて研修を実施する際は、下り回線で25Mbpsぐらいあると安心です。さて、この落武者ですが管理職と若手社員どちらが多いと思いますか?意外にも若手の方が落武者になる割合が高いです。オジサンよりもITに慣れているはずなのに。よくよく観察すると、家に立派な回線を敷いているのは年配者です。若い人はカフェ等の無料でWiFiを利用する施設を使うんですね。確かに固定費もったいないですしね。こんな所にも所得格差が現れるんだなと実感しました。
オンライン研修の2ヶ月やってみての感想
オンラインは、時間と空間に関わる制約条件を無効化してくれます。リアルな研修であれば、会場も用意しなくてはいけません。受講者も全国から交通費と時間を使って参加しなくてはいけません。それらがなくなるわけですから、とても便利になりました。オンライン研修をやってみての感想は、テクニカルな部分はかなり変わりますが、本質はリアルだろうとオンラインであろうと変わらないという事です。本質とは、「人材を通して経営に資する」と言う一点です。そうなると、より学びの場と仕事が近づくようになるでしょう。そうなると講師の役割も変わるてしょう。知識や情報をわかりやすく伝える講師の出番は少なくなり、仕事を通して成功体験を積むことを支援できる講師が脚光をあびるようになるでしょう。講師自身も進化しないと生き残れないように思います。
また裏を返せば依頼する側の企業にも問題をつきつけます。お金と時間をかけて本気で人材育成に取り組みますか?それとも、従来通りの研修でお茶を濁しますか?人というリソースをどのように捉えるかで、組織の生産性も全く異なるような時代に突入しているのでしょう。