クマ坊の日記

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【人材育成】対話ができる人になる

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今週は従来の縦のマネジメントだけでなく、他部門や他社や他業界、専門や地域を越境していく横のマネジメントへの関心が高まっている。そして、そのような越境できる人になるには対話スキルが重要。その土台として教養が大事ですよ。こんな話をしてきました。今日は対話力を高める方法をさらに考えていきます。

 

 

問いをたてる

教養は対話にとって強力な土台となってくれますが、それだけでは単なる物知りです。対話するには、森羅万象に対する好奇心や素朴な問題意識です。つまり、自ら問いをたてれなければ対話はスタートしません。でも、企業で働くビジネスパーソンは自ら問いを立てることに慣れていません。上司から指示、命令という形で下りてくるわけですから。「何故?」なんて考えなくなります。

 

聞く力

対話で大切なのは、聞く力を養うことです。質問を織り交ぜながは聞くことです。ほとんどの人は自分の話をしたくてたまりません。だって誰もが一番関心があるのは自分ですから。相手の良いところを質問でひきだされば、より理想的です。良い質問をするためには、相手についてよく調べることです。ただし、調べたことに固執しないことです。準備されすぎると、つまらない対話になることがありますから。

 

内省する

対話後に振り返る事も大切です。そうでなけれざ、「いい話できたなー」の感想で終わってしまいますから。対話の後に振り返る習慣があるといいし、メモ取りながら振り返りができると最高です。また、対話の達人になると対話しながら、同時に俯瞰することができます。例えば、私は、研修会場で受講者と対話する機会があります。そんな時、相手が私に聞きたいこと、私が受講者に聞きたいこと、会話を聞いている周囲の受講者が聞きたいことを意識します。そういう職業だから自然と身につけれことができました。今回は対話でしたが、どの分野の熟練者はそういうことができます。サッカー選手はドリブルしながら、周囲を認識し、次の動作を決めます。寿司職人は手に持つネタとシャリを握りながは、無意識に握り加減を修正しています。これらを専門用語で「行為の中の省察

 

対話力をどうやって鍛えるか

対話力を高めるには、対話の場数しかありません。おすすめは、アウェイでの対話ですね。自分のバックボーンとか知らない人との対話は鍛えられます。

 

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