クマ坊の日記

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【人材育成】職場の人間関係と個人の成長と餅型組織

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今年も新入社員研修を何社か担当させて頂きました。普段は管理職以上を担当する事が多いのですが、リピート頂いているお客様のみ担当させて頂きました。今日はその雑感です。

 

 

新入社員研修は最も印象に残る

新入社員研修は講師側も緊張します。入社すると様々な研修機会があると思います。でも、多くの研修は忘れませんか。でも、入社して初めての研修は時間が経っても印象に残っているものです。それだけインパクトがあるのだと思います。そんな初めての一歩をお手伝いすることができてとても光栄です。

 

私が伝えていること

新入社員研修と言えばビジネスマナーや仕事の進め方の基本を学びます。しかし、私は正直ビジネスマナーは得意ではありません。そのテーマであれば、所作が美しいその道のプロがいます。お客様もそこは期待されていないようです💦 逆に私が新入社員の皆様にお伝えしているのは、「仕事は大変なことが多いけど、自分次第で面白くもなる」「学生から社会人へのトランジションのコツ」「なんとかやって行けそうだという自信らしきもの」の3つです。

 

つい夢中になる研修

予備知識ゼロの新入社員ですから、当然、講義形式で基本を教えます。ただ、そこは必要最小限にしています。ビジネスコンテスト等を通して本気でタスクに取り組んでもらい、振り返りを通して気づきを醸成し、最後に理論的な解説を加えるのがよく取る手法です。

学生から社会人への転換(トランジション)には時間がかかります。本人の努力、人のご縁、時の運。様々な条件が重なりあって学生から社会人へと変わっていきます。新入社員研修でそれを達成するのは不可能です。しかし、つい夢中になる研修設計をする事で仕事を経験した時に、新入社員研修で何か「学んだな」とその時の感情と一緒に思い出してくれたら幸いです。

 

個人の成長には他者が必要

個人が学生から社会人へステップアップし、また職業人として成長していけるかは個人の問題です。しかし、私達が勘違いしてはいけないのは、個人の成長は個人で完結しないと言う事です。個人の成長には他者の支援や関わりが不可欠です。個人で完結する学びで到達できる場所には限界があります。だから他者への感謝や配慮というのはとても大切です。成長できたのは多分に自分の努力だと過信している自信家ほど、年齢を重ねるに連れて厳しくなってくるように感じます。

 

他者との距離感

誰もが社会人になるまでに、他者の支援の大切さを身に染みて感じています。しかし、企業に就職すると感謝を感じる場面がある一方、他者の存在が鬱陶しく感じる場面も出てくると思います。職場の人間関係問題です💦 

日本企業の多くはこれまで同質の組織文化を社員に求めてきました。例えていうなら「餅」のような、同質性です。組織が同質であったほうが生産性の面でも合理的だったからです。餅は温かい時は柔軟性があっていいのですが、冷めると固くて不味いです。今、多くの組織は冷めた餅なのでストレスフルな人間関係にも悩むのも当然です。ただ他人は変えることはできません。自分の側である程度コントロールしていく他ありません。そこで大切になるのが、自分の感情のコントロールです。まあ、コントロールといっても簡単ではありませんよね。でも、自分自身の感情をちょっと引いて眺めることが出来たら、職場の人間関係は少し楽になるように思います。

 

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