おはようございます。クマ坊です。私の仕事は企業の人材育成の支援をするコンサルタントです。それと同時に部門のマネジメントを務める管理職でもあります。自分で言うのもなんなんですが、難しい仕事や緊急対応が必要な厄介な仕事が持ち込まれます。今日は私がなんでそんな仕事に対応しているかのお話です。
部門会議での会話
コンサルタント及び開発部門では定期的に会議を行っています。その会議の場で近況について情報を共有します。話題になるのは、トラブル対応だったり、厄介な案件の相談等です。私は不本意ながらも、それらの対応の指揮やフォローをする機会が多いです。同僚は「クマ坊さん大変でしたね」と労を労いつつも、その一方で
評論家的な立場で感想も話します。「営業部門は何をしているんだ?」「担当したコンサルタントの力不足」「ライン管理職はそのようなトラブルには対応しない方が望ましい。何故ならもっとライン管理職が注力すべき仕事があるから」「再発防止の対策を考えなくてはいけない」
問題解決の原理原則からすれば、それらは全て正論です。でも、それらの発言に少し危険な思考を感じたので一言申し上げました。
管理職こそ面倒くさい仕事を引き受けるべき
私も好きで火中の栗を拾ってるわけではありません。相手が困っていて本当に助けを必要としているように見えた時だけ手を差し伸べます。問題を回避し、厄介を丸投げするような奴の仕事は拒否します。大抵は役職者だったり、ベテランが多いですが💦
火中の栗も、側からみれば当事者の不注意や段取り不足、スキル不足からトラブルに起因しているケースは多いので自業自得に見えます。しかし、人間誰にもミスはありますし、得意不得意も経験不足もある事です。本人は頑張ってるけど上手くいかない事はあるものです。そんな状況で相談が舞い込めば、迷わず私は助けに入るようにします。毎回、上手くいくわけではありませんし、自分に自信がない時もあります。「お前は万能でもないし、余裕があるわけじゃない!」といつもボヤきながら自分の性分に半ば呆れながら手を差し伸べています。
しかし、私自身も過去そうやって先輩、上司に助けられてきました。そしてトラブルを回避できた時、当事者は大きく成長します。また、別のプロジェクトでは逆に私が助けられもします。こういう経験を共有する事で信頼関係が醸成され、それが次の仕事の際に役立つことも身体が理解しています。理屈通りに上手くいかないから仕事は大変だし、面白くもあるのだと考えています。同僚達は、それを聞いて無言でしたがどんな風に感じたのだろうか?少しでも面倒臭い事にも手を差し伸べようと考えてくれたらいいんですが。