先週は季節外れの新入社員研修を担当してきました。三密にも配慮頂き、事務局にも感謝です。新入社員研修で必ず触れるのが、ホウレンソウこと、報告・連絡・相談の3つです。この3つで1番悩ましいのは相談ではないでしょうか。今日は相談について考えてみたいと思います。
上司によって相談のタイミングがかなり異なる
相談が悩ましいのは、上司によって相談のタイミングや内容が異なる点です。連絡や報告にもタイミングの問題はありますが、連絡も報告もしないことには業務が進みませんから、新入社員でも割と迷わずアクションはできます。しかし、相談のタイミングは新入社員にとっては悩ましいものです。「分からないことがあったら何でも質問して」と言われる一方で、質問をしたら「質問する前に少しは自分で考えよう」とバッサリ斬られたりしますから。
相談のタイミング
大前提として答えは上司の側にあると言うことです。つまり正解はありません。でもそれでは乱暴すぎるので、参考になりそうな考えをお伝えします。
- 指示を受けたタイミング
- 3割程進捗したタイミングで
- 考えが思い浮かばないタイミング
1番間違いないのは、上司から指示を受けた時です。6W2Hで疑問点は根掘り葉掘り聞いておくのが間違いないです。最初に部下から質問されると言う事は、上司からすれば自分の指示をどれだけ理解できてるかを推し量れるのでとても助かります。次は与えられた仕事を2割か3割進捗したタイミングでの相談です。この段階であれば軌道修正ができますから。ただ指示されたら直ちに仕事に取り掛からなくてはいけません。時は金なりです。最後は考えても分からない場合です。新人なので分からないのは当たり前です。いい加減な認識で曖昧な仕事を進められるのは困ります。ただ、何が分からないかを整理しておくといいでしょう。分からないから丸投げはやめましょう。自分は無能ですとアピールしているようなものです。
一言添える
相談は新入社員の特権ですが、上司も先輩も忙しいですから配慮は欲しいものです。「○○の件でご相談があるのですが、今お時間よろしいでしょうか?」こう言う小さな行為の積み重ねが、仕事を進める上では大切になります。ひいては、上司や先輩との信頼関係構築に繋がり、自分の社内での評価も高めることに繋がります。