クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】ブルーロックに学ぶ学習棄却

 

ブルーロックというマンガをご存知でしょうか。全国から集められた高校生が、最強ストライカーへの成長を目指して競い合う物語です。サッカー✖︎デスゲームという変わった作品です。私はAmazonプライムでアニメを見てしりました。荒唐無稽な話ですがつい見てしまいます。今日はこのブルーロックを例に出しながら、アンラーニングについて考えてみます。

ブルーロックとは

ブルーロックは日本がW杯で優勝するためのプロジェクトという設定です。日本に決定的に足りないのは最強のストライカーを監獄のような合宿で育成するというものです。そのために、全国から有望な高校生が集まり競い合います。脱落した選手は、2度と日本代表に選ばれないというサバイバルマッチです。設定も内容もだいぶイカれていますが、今までになかった切り口なので人気を博しています。漫画家って発想が凄いですよね。

 

成長の表現がユニーク

これまでのスポーツマンガやゲームだと、主人公の成長は積み上げ型でした。現実世界でも、どんな分野でも初心者からスタートして、少しずつ出来る事が増えていくのが成長のイメージではないでしょうか。しかし、ブルーロックでは、築き上げたスキルや長所を捨てて、新しい自分の武器を再構築する視点で成長が描かれています。自分を構成していたピースを分解して、また新たにピースを組み直すような表現をしています。

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学習棄却の重要性

このブログでも、何度もご紹介していますがビジネスパーソンの成長において、学習棄却(アンラーニング)の重要性が叫ばれています。従来の延長線上ではビジネスモデルを維持できない世界で働いているからです。DXに代表されるリスキリングも同じ文脈です。学習棄却するものは、「知識やスキル」と「信念や考え方」です。特に後者をいかにアンラーニングできるかが問われます。何故なら、ビジネスパーソンとしての自信やアイデンティティと密接に関係するからです。学習棄却と文字で表すと棄却の響きが強烈です。この語感からは、今まで大切にしていたものを捨て去るように聞こえるかもしれません。しかし、それは誤りで、ブルーロックの描写にあるような、自分を構成していたピースをバラバラにして、そこに新しい考え方や信念、知識やスキルを獲得して新しい自分を再構築するイメージの方が現実に近いと思いました。

壊す勇気

長い年月と、多くのビジネス経験を経てビジネスパーソンは成長します。働く上での自信の源泉です。それを自ら否定するのは怖いです。でも、否定したからといって、築いてきたものがZEROになるわけではありません。ブルーロックの主人公のように、何度も新たな自分に生まれ変われる力が現代のビジネスパーソンには求められているように私は考えます。

 

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