クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】経験のない若い人の方がいい

 

昨日、テレビ東京のモーニングサテライトで、掃除機メーカーのダイソンの社長のインタビューを見ました。そのインタビューで印象深い言葉がありました。「変化の激しい時代は、若い人を採用したい。若い人は経験がないから柔軟な発想ができる。逆に経験がある人は失敗を恐れるから」話を聞きながら、若い人をそのように捉えるのだなと目から鱗でした。何故なら、私たちが提供している新入社員研修は現場で失敗しない、職場に馴染むことを目的として設計されています。その根底には、働いた経験がないことをハンデキャップとして捉えている考えがあるからです。このブログでも、たびたびアンラーニング(学者棄却)の重要性は唱えていましたが、その対象はすでに働いてるいる人を主な対象としていました。持たない事が武器になる。改めて気づかされました。医者の無養生とは私のことです💦 もっと柔らかい発想しなくてはいけませんね。

ちなみに、ダイソンは英国にエンジニアを育てる大学を設立しています。学生はダイソンでパートタイムで働きながらこの大学で学びます。学費は無料。そして卒業したら、全員がダイソンに就職できます。かつての日本企業のようだなと感じました。日本企業はジョブ型人事など海外をお手本にして現在人事施策を再考していますが、海外の企業はかつて勢いが良かった日本のモノづくり企業が実施して人材育成方法からヒントを得ているのは皮肉だなとも思いました。