クマ坊の日記

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【ビジネススキル】バックキャスティングが得意な人の特徴

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先日、事業戦略の研修の一コマでバックキャスティングのトレーニングを行いました。バックキャスティングとは一言で申し上げれば、未来から現在を考えるスキルです。今日はそこで感じたことを書いてみたいと思います。

 

バッグキャスティングとは

未来のあるべき姿を描いて、そこから現在何をすべきかを考える思考法です。現状から考えると、お金がない!人がいない!技師的に無理!など一歩も足を出せなくなります。あるべき姿を描くことでストレッチした思考が可能になると考えられています。元々は環境問題を考える学者さん達の界隈で使われていました。

バッグキャスティングに似た言葉に、ムーンショットという言葉もあります。こちらは、アメリカのケネディ大統領によるアポロ計画が語源です。「10年以内に月面に人を送るぞー」というケネディ大統領の言葉からアメリカの宇宙開発が一気に進みました。ちなみに日本政府は阿部政権の時に内閣府ムーンショット会議を開いています。日本が将来目指すべき社会や産業について検討する会議です。会議の情報はオーブンになっているので、ネットで調べてみるといいですよ。特に株やっている人とかは、参考になると思います。

 

未来は誰にも分からない

もちろん未来は誰にも予想できません。コロナで世界がこんなになるとは誰ひとり分かりませんでした。未来は予測不可能ですが、大事なのは将来のあるべき姿を描くことです。既存のビジネスにどっぷりハマっている人ほど、あるべき姿は描けないものです。バッグキャスティングの事例で私が思いつくのは北海道の旭山動物園の事例です。一枚のスケッチから、あの動物園がうまれさのは有名な話です。当事者はバッグキャスティングとかムーンショットとか知らないですけどね。

 

遠くが見れる人

前置きが長くなりました。研修でこのバッグキャスティングを教えていると、このような思考が得意な人、そうでない人の特徴を感じます。あるべき姿を描くのが得意な人は、好奇心旺盛で知識や情報にアクセスするのが好きな人。足元には高く積まれた知識や情報の足場が築かれています。高い足場から見渡すので遠くまで見渡せるという理由です。ビジネスパーソンとしてはとても強力なスキルでずが、もちろん遠くを見渡せることは弱みにも転じます。高い足場から物事を見るので、足元で起きている事に鈍化だったりします。自分の職場でメンバーが困っている人間関係だったり、自分の家族が困っていることだったり。灯台下暗しという奴です。なかなか多角的に物事を見たり考えたりすることは難しいものです。