クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】DX人材を考える

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企業の人事担当の間のホットワードの一つにDX人材があります。「DX人材を育成したい」「DXを組織化したい」などのキーワードでご相談を頂きます。今日はDX人材について考えてみたいと思います。

 

 

DXとは

最初にデジタルトランスフォーメーションの概念を提唱したのは、スウェーデンウメオ大学のエリック・ストルターマン教授です。「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させる」と提唱しました。なんとも抽象的な表現でしっくりきませんが。DXの二文字が良かったんでしょうね。DXのDはDegitalの頭文字のDですが、Xは何故Tではないのか私は疑問でした。Transformation だからTじゃないのと考えていました💦 英語圏でTransformation の略にXを使うからだそうです。接頭語のtransの語源は交差するだそうで、そんな場合はXを使うそうです。つまり、DXとは「デジタルで変換する」と言うことです。変換するものは、社会、仕組み、仕事なんでもありです。

 

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Xは顧客の問題を見つけ出すこと

IT偏差値5の私がDX人材の育成で役に立つことができるのか甚だ疑問ですが、呼ばれれば赴いてしまうのが職業病です。ただお客様と話をしていく中で、Dについては素人ですがXについては、これまで培ってきた経験が役に立てると思いました。要は新しいビジネスモデルを構築するという話ですから。Xは結局、顧客の問題を見つけだすということに尽きますから。この顧客の問題を見つけだすと言うのが、そもそも大変です。顧客も気づいていないような問題ですから。それをブレークスルー際にアイデアも必要です。さらに、実現していくためには関係性を巻き込むリーダーシップも求められます。それらに加えてITリテラシーもこれからは求めます。D以上にXの力ないとDXの実現は難しいように見えます。

特に日本企業の多くはIT技術者を社内に抱えていません。情報技術部門が社内的な発言力を有する企業もあまり見ないです。結局、ITベンターに発注するしかないでしょう。もっとも、現在は必要な機能を必要な分だけ利用するSaaSをいかに選定するかというのが主流かもしれません。どちらにしても、ビジネスをどのように変換したいかを企業側でも描いていないと、何も実現しないでしょう。

 

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