クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】アイデアを生み出す質問

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前回、アイデアを拡散する際は雑談が有効であると書きました。今日はもう少しディテールについて考えていきます。そんな雑談の中、どんな問いかけが有効であるかです。

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個人的にココがちょっと気になるんだけど

打ち合わせでの会話を振り返ってみると、「個人的にココがちょっと気になるんだけど。。。」お客様のちょっとした発言、受講者アンケートに書かれたコメント、当初の予想とは異なるデータ。。。個人で違和感を感じたことに着目することで新しい発見が見つかることがあります。結構、打ち合わせの中盤以降でアイデアが煮詰まった時に、ボソっとメンバーが話した呟きがブレークスルーのきっかけになったりします。その為にも打ち合わせの場で、個人的な主観を話しやすい雰囲気をつくることが必要です。気心が知れたメンバーなら意識せずにできますが、毎回そのようなメンバーが揃う訳ではありますん。育成も兼ねて経験の浅いコンサルタントを入る場合もあります。自由な発言を期待しても、若いメンバーは、先輩や上司に遠慮して言わない。本人も極めて主観的な違和感なので、発言するほどでもないと判断して流してしまうこともあります。そうならないように、打ち合わせの序盤から、もっというと日常から言い易い雰囲気を形成するのは大切です。

 

創業者ってどんな人?どんなビジョンだしてるの?

時間軸をずらしたら質問も効果的です。歴史がある企業だと、創業者の言葉や歴史からヒントを得れることがあります。同じように長期の未来ビジョン、10年後、20年後のありたい姿に着目することで新しい視点を獲得することもあります。今、目の前の仕事に直接関係ないように見えても、繋がってくることはあるので事前に調べておかなければいけません。

 

個人的な印象は?

お客様の商品やサービスを使用した時の個人的な体験や印象だったり、「その商品使っている身近な人誰がいる?」みたいな問いから、利用者の属性やライフスタイルを掘り下げて考えることで、お客様の強みや弱みを掘り下げて考える事で、ユニークなアイデアが生まれることもあります。現場、現物、現実は極めてアイデア創出においてパワフルです。

 

相手の立場で考える

ライバル企業だったらどんな風に攻めてくる。利用者の立場だったら何が不便?不満?不足?不快?不安? 社長の立場だったら?社員の立場だったら?色々な立場に立って考える事で新たなアイデアが生まれ易くなります。なかなか、ビジネスに長年どっぷり浸かっていると相手の立場で考えるのが難しくなります。ネットが発達したので余計にそのことを強く感じます。月並みですが、休日はあちこち遊びに行ったり、興味なくても話題の本や映画や音楽をチェックしたり、大きな本屋を徘徊することは、歳をとるほど大切だと感じています。