クマ坊の日記

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【経営】ESGと東京卍リベンジャーズ

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昨日はSDGsとESGの関係性と、日本と海外の企業では少し捉え方が違いようだという記事を掲載しました。今日は前回の記事で書ききれなかったESGに対する違和感と経営が目指す方向性について考えてみたいと思います。

 

 なんでG?

ESGは2006年に国連の当時の事務総長であるアナンさんが提唱したことで注目されるようになりました。機関投資家はEnvironment (環境)やSocial (社会)やGovernance (ガバナンス)も評価して投資することを推奨しますと言う内容でした。環境や社会に言及するのは、国連が取り組んでいるから納得できるのですが、なんで国連がガバナンスについて言うのだろう?と私は違和感を感じました。東芝の記事で書いたように、そもそもガバナンスをいくら強化しても意味がないと私は考えていますから。まあ、そんなこと言ったら身も蓋もないからガイドラインとしては、Governance は入らざる得ないのでしょうね。でも、他のキーワードでも良かったようにも見えます。金融については詳しくないので、素人の考えですが。

 

ESGとイノベーション

経済ニュースを見ていると、日本企業も日本政府もESGを多いにアピールしています。狙いは明白で海外からお金を引っ張ってきたいと考えているのだと思います。でもESGのアピールだけでは投資対象にはならないと思います。何故なら単純に儲からないから。環境や社会課題に取り組むことは、普通に考えれば余計にコストがかかります。多くの日本企業は腰が引けながら、ESGアピールしているだけのように見えます。環境や社会課題に本気で取り組みビジネスモデルするには、イノベーションが不可欠です。環境問題や社会課題で困っている人は沢山いるから、共感されるビジネスを始めれは売上は上がると思います。しかし、利益を確保するのは至難の技。ここでイノベーションが必要になるわけです。

 

イノベーションには長い時間が必要

イノベーションを起こすには様々な要素がありますが、その中でも時間は重要な要素です。高く飛ぶためには力を蓄えないとです。そしてイノベーションを起こす時にGovernance も大切になります。短期的な利益を求める投資家に安易に迎合せず、むしろ高い志を掲げて共感、指示されるような気骨のある経営者。そんな経営者を擁護できるGovernance が求められるように思います。

 

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東京卍リベンジャーズに学べ

今、私が嵌ってる漫画が東京卍リベンジャーズ。ヤンキー✖️タイムリープという今までになかった組み合わせの漫画です。主人公は最悪な未来を変えるために過去に戻って奮闘する物語です、主人公のタケミッチーは喧嘩は弱く、泣き虫なんですが、最後の最後まで諦めません。その姿に心動かされて仲間が増えていきます。社会課題に企業が取り組むというのも、少し似ているように感じます。短期的には儲からないかもしれませんが、その企業が掲げる志や努力する姿に共感して、投資する人が増え、最後まで諦めずに取り組んだ企業がイノベーションを起こし、経済的にも成功する。。。覚悟決めて経営を実践できる企業がESG投資の対象として選ばれるように思います。