クマ坊の日記

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【football】横浜F・マリノス 新シーズンを妄想する

久しぶりに、横浜F・マリノスの記事。石垣島でのキャンプは順調そうで何より。早く試合をみたい所ではありますが、今日は少ない情報を元に今シーズンを妄想します。ファンとしては、この妄想が楽しめるのもこの時期の楽しみです。

 

 

選手をより固定化していく

まず気になったのは、ポステゴクルー監督が昨年の振り返りと新シーズンについて語った内容です。昨年の振り返りとして、過酷なシーズンを乗り切る為に選手を頻繁入れ替えてみたけど、結果的には上手くいかなかったと語っています。そして、固定という訳ではないがならべく同じメンバーで戦う考えを表明しました。発言聴きながら、半分本音で半分上手いなと考えていました。今年はACLに出場しない分、試合数は減ります。そう言う意味でも同じメンバーでスタメンは組みやすいですし、連携をより深めたいと考えているでしょう。でも、今年のJ1は20チーム。昨年程ではないとしても、通常よりも過密日程には違いありません。また、今年も試合中の交代枠は5名です。それらを考えると、やはり今年も総力戦になると思います。キャンプイン前にこの発言をする事で、選手間の競争を煽るのも目的だったようにクマ坊は考えています。BOSSのことだから、自分の発言が選手にどのように届き、どのような変化をもたらすかを考えてるのでは?と勝手に妄想してしまいます。

 

補強から読み解く

エリキ、ジュニオール・サントス、朴、大津の4選手が主軸ではチームを去りました。エリキ選手は買取予定でしたが中国に強奪。ジュニオール・サントスは広島へ。チームはエリキ選手の買取を決めた時点で、ジュニオール・サントス選手を諦めたのでしょう。より前者の方がチームが志向するfootballに合致していましたし、財務的な問題もあったと思います。中国からの強奪のタイミングがもっと早ければ、ジュニオール・サントスを残していたとも考えます。移籍市場の難しさを感じました。GKの朴選手の移籍は、昨シーズンの鳥栖へのレンタルが決まった時からこうなる事は予測していましたが、寂しくも感じます。優勝の立役者の1人だし、ハイラインには最も適したGKでもありましたから。この移籍は、強化部のプロとしての決断だったのでしょう。朴選手はハイラインの背後のカバーと足技については高い次元を体現していました。その一方、守備時のポジョニングやキャッチングにはまだ課題があったように思います。そして、年齢的にも市場価値としては売り時。若くてチームにもフィットしそうな高丘選手との実質トレードする方が、チームにプラスになると判断したように思います。大津選手はチームとしても残したかったけど、個人のキャリアをより尊重した決断でした。年々、出場機会を減らしていたとは言え、チームに多大な貢献をしてくれた選手でした。大津選手が横浜F・マリノスで活躍してくれたことを誇りに思います。

 

代わりに加入したのが、WFのエウベル選手。ストライカーのレオ選手。2年越しのラブコールが実った、大分から加入の岩田選手。そして、興国高校から加入した、樺山選手、南選手、平井選手、田川選手です。エウベル選手は、横浜F・マリノスが切望していたWFです。横浜F・マリノスのfootballで両翼が担う役割は重要です。昨年は遠藤選手がドイツに旅立ち、仲川選手は怪我でフル稼働できませんでした。両翼を失った状態では、ピッチの横幅を有効に活用できません。もっと正確に言うと、横幅は広く使えたけどWFが中に切れ込みゴールに絡む活躍ができませんでした。エウベル選手は来日前の映像をみると、ドリブルも上手く、パスもできるので理想的な選手です。インタビュー記事を読むと真面目ですし。きっとチームにフィットしてくれると思います。

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横浜F・マリノス移籍!!エウベル プレー集 Élber Bahia

そして、ブラジルからやってくるもう1人が、レオ・セアラ選手。ブラジルでの異名は北部のアグエロアグエロマンチェスター・シティのエースストライカーですね。こちらも映像を見て期待が高まります。特徴は無回転のミドル。相手チームに引かれるケースが多いので、レオ選手のミドルはチームに攻撃の選択肢を増やすでしょう。両足で正確なシュートも打てるし、小柄だけどヘッドも強そう。さらにレオ選手は20歳の時に琉球でもプレーしているので日本の経験があるのもプラスです。緊急事態宣言で入国の目処がまだ立ちませんが、期待しかありません。それに、合流するまではオナイウ選手が爆発してくれるようにも思います。昨年末はいい形でゴールを決めていたので、今年はオナイウ選手も期待大です。

 


横浜Fマリノス移籍! レオセアラー プレー集 Léo Ceará

大分から加入した岩田選手は右SBとCBができる実力者。まだ若く東京五輪世代です。正直、加入のニュースを聞いた時は、松原選手か小池選手のどちらかが移籍するのかと思いました。2人とも日本を代表する右SBですから。でも、キャンプで3-4-3のフォーメーションに取り組んでいるのを知って、岩田選手をCBで使いたいのだと納得しました。また、強度の高い戦術をとるマリノスですから、良いSBが多くいるに越したことはありません。岩田選手は対戦時から1対1の守備も強いし、攻撃的センス。特にパスの上手さと、スペースを見つける力は秀逸だなと思っていました。岩田選手の加入で、3バックと4バックの選択の幅もより広がりました。

興国高校からの4人は、横浜F・マリノスの未来の宝。高校サッカーを代表する有望な選手が入団してくれて嬉しいです。半年間チームのやり方を学んだ後は、他の若手同様、修行でJ2やJ3へレンタルされる可能性が高いでしょうが、様々な経験を通して成長して欲しいですね。