J1リーグ第10節、大分トリニータVS横浜F・マリノスは、1対0の敗戦😢。試合後にボスも語っていたように今期ワーストの試合でした。この試合は、両WFのポジショニングが中に絞り込み過ぎていました。試合後の選手のコメントから監督の指示だったと分かりましたが。WFが中に絞る事で中央は大渋滞。大分は4バックですから人数も1人余るわけで、余裕を持って対応されていました。いつもの戦い方でWFをサイドに張らせて、ピッチの横幅を広く使った方が大分は嫌だったと思います。途中から戦術を元に戻しましたが。移籍後、初先発の前田は厳しかったな。ポジショニングやチームの約束事に関してはまだ合流して日が浅いので、しょうがないように思います。しかし、ボールをトラップの基本スキルが低いのはいただけませんでした。ポルトガルから帰国してから試合から遠ざかっていたという理由もあるのでしょうが。また、前田、オナイウ、エリキの3人のFWが同じ動きだったのも残念でした。1人がボールを受けに来たら他の2人は背後を狙うなどギャップを作る動きがないと、攻撃が短調で相手も守備しやすかったと思います。マルコスがボール持っても出しどころがなかったですから。また、前田とエリキのプレスバックが緩かったのも残念でした。
数少ない収穫は、チアゴが戻ってきたこと。まだ試合勘やフィットネスはベストの6割ぐらいの出来でしょうが、戻ってきたのは大きいです。そしてもう1人の新加入選手、ジュニオール・サントスのフィジカル。あんなに大きいのに意外にスピードもあり、自分で仕掛けてくるので怖さがあります。エジガル・ジュニオ、オナイウ、エリキに続くCFとして使えそうな予感がします。
問題なのは両翼です。右は仲川が戻ってくるまでは宏太を軸にすべきです。仲川のように単騎での突破はできませんが両足のクロスを持ち、守備も頑張り、チーム戦術を理解し、苦しい時に声も出ます。水沼の次に大津と詠太郎で右は回していけると思います。エリキはサイドの選手ではないし、守備の部分でも迷いがあるので昨年同様、真ん中で使ってあげた方が良いと思います。悩ましいのは左WF。ここは大津かな。チーム戦術に忠実なので、大きな破綻はなくなるような。次は仙頭。スピードはないけどポジショニングにセンスを感じます。守備をもう少し理解してくれれば。後は高野。前にスペースがないと厳しいかもしれませんが試す価値はあるかと。意外に仲川が復帰したら左に回して、右は宏太というのが一番しっくりくるようにも思います。