昨日、若手営業職からこんな質問をもらいました。「withコロナ、afterコロナ時代には新しいマネジメントが求められると思うんですが、クマ坊さんはどのように考えますか?」今日はその事について考えてみたいと思います。
withコロナ時代のマネジメントなんてない!
コロナの時代か否かで、マネジメントが異なることはありません。もちろん、在宅勤務が増えればZOOM等を利用した面談や会議は増えるでしょう。テクニカルで覚えることは増えるかもしれませんが、マネジメントの本質は変わりません。すごくざっくり管理職の役割を申せば「自分の考えをメンバーの力を使って実現すること」です。
自分の考えをメンバーの力を使って実現する
管理職はハードワークも大事ですが、それ以上に求められるのはベッドワークです。成果を出すために最短なルートは何なのか?全社方針を理解しながら、現在のリソースを勘案しながら、顧客を創造していくことです。そしてリソースの中でも最大の変数である人をどう活用、育成できるかが継続的な成功の鍵となります。そのために様々なビジネススキルは勉強しておいた方がいいですが、大前提として全人格をかけて管理職のロールを務めるという姿勢です。全人格なんて書くと引かれそうですが💦
ありのままの自分を曝け出し、誠実に対応する
管理職になると、急に偉くなったように勘違いしたり、自分が引っ張っていかなきゃ!と空回りしている人がいます。でも、管理者は一般から役割が変更になったにすぎません。管理職になったからといって、能力が上がることはありませんし、マネジメント能力があるから管理職になったわけでもありません。多くはプレイヤーとして優秀だったから、管理職に任命されたに過ぎません。そんな事は自分でも理解しているのですが、部下に舐められたらマネジメント出来ない。。。そんな風に思い込んでいる管理職をよく見かけます。でも、そんな虚勢はっていたらストレスフルになります。部下もすぐにこいつ「口だけ番長だな」と管理職の力量を見透かしますから。大事なのは、自分らしく管理職の役割を担うこと。誠実にメンバーに接すること。さらにちょっとだけ向上心を持つこと。管理職がこれだけ意識するだけでも、職場の生産性はかなりあがるでしょう。でも、そんな事も出来ていない名ばかり管理職、ぶら下がり管理職が多いんですよね。