私の生業は企業の人材育成の支援をする事です。研修やコンサルティングを実施します。その一方で部門責任者でもあるのでメンバーのマネジメントもおこなさいます。コロナ禍になってからは事業存続のための検討や意思決定でいっぱいっぱいでした💦まだ状況が厳しいのに変わりはありません。しかし、これまで放置してきたメンバー個々人の面談わ行いました。今日はその時に感じたお話です。
緊急事態のマネジメント
私の生業としている研修事業は典型的な三密です。当然、2月から研修の多くはキャンセルとなりました。キャンセルにならないまでも、オンラインへの移行作業に追われました。一口にリアルをオンラインと言ってもクリアしなくてはいけない課題は多岐に渡ります。あちこちで勃発する問題に対処しながら、事業全体をどうリデザインするかの検討に忙殺されました。救いだったのは資金的な蓄えが多少あった点です。そんなわけで、緊急事態のマネジメントでは業務に関する検討を中心に考えざる得ませんでした。
メンバーの心のケアも大事
事業検討をしている間にも気になっていたことがありました。それは、メンバーの心のケアです。オンライン会議で顔を合わせるメンバーとは雑談しながら状況を確認できますが、普段合わないメンバーもいます。私の部下で言えばコンサルタント職の部下です。元々、プロフェッショナル意識の高いメンバーばかりなので、それほど心配はしていなかったですが、流石にこれだけ長期に休業が続いたことはないですからケアはしなければと気になっていました。
ZOOMを使って個人面談
事業の検討もひと段落したので、メンバー全員と一人ひとりオンラインで面談を行いました。まずは、メンバーの元気な姿が見れて良かったです。面談の目的は、将来の不安を緩和すること。メンバーの状況を把握することにしました。時間は1時間。ほとんどお互いの近況を雑談し、今、困っていること不安はないかを尋ね、会社の現状について状況を説明する。普段から関係性は良かったので、こういう時は助かります。関係性悪かったら、お互いZOOMでの打ち合わせなんて拷問ですから。
業務と人の両面を見るのが管理職
マネジメントの目的は、「経営資源を効率に使って機会損失をできるだけ防ぐこと」です。だから、管理職の多くは重箱の隅をつつくようなマイクロマネジメントをやってしまいがちです。でも、当たり前ですがメンバーは機械ではありません。ストレスも溜まるし、失敗で落ち込むこともある、仕事のアイデアをシェアしたい時や、褒められたいこともある。仕事は順調な一方で、家庭で問題を抱えているメンバーもいるかもしれません。。。管理職は業務だけでなく、人の側面にも十分に留意しなければなりません。こういう危機敵な状況程、普段メンバーとどんな関係性を築いてきたかが問われるのでしょう。
家族との関係性が良くない人で、優秀な管理職はいないと思う
メンバーと良好な関係性が築けないで悩んでる管理職は、まずは自分の家族との会話を増やしてみてはどうでしょうか。パートナーや子供の話を普段よりも意識して聴くことを意識するだけでも、随分とマネジメントの質も変わると思いますよ。