クマ坊の日記

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【マネジメント】中澤佑二さんに学ぶ意思決定

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管理職とメンバーの最大の役割の違いに意思決定があります。白黒ハッキリしている事象であれば悩まないのですが、管理職に持ち込まれるのはどちらにも判断出来るグレーな案件も多いです。今日は管理職の意思決定について考えてみたいと思います。

中澤佑二さんに学ぶ

私が応援する横浜F・マリノスのレジェンドであり、サッカー日本代表のDFを長年牽引した中澤佑二さん。現役引退後のインタビューで守備の考え方を解説していました。そこで話されていたのが、常にリスクを考える。味方が攻めている時も、起こりうる可能性を洗い出しシミュレーションしていたそうです。だから、いざそのシチュエーションに遭遇した時には、迷いなくアクションが取れたそうです。味方が攻めている時もリスクを考えるのはDFの基本です。でも、数センチ単位で味方の守備陣形を調整し、それを90分間やり続けるというのが凄い所です。それをするためには、心身ともに最高の状態を整えておく必要があります。中澤さんの現役時代の体調管理は他のプロフットボーラーが畏敬の念を抱くほどのレベルだったと聞いています。日々の細かな積み重ねが、ピッチ上でのパフォーマンスに繋がっていたのは想像に難くありません。

 

常に考えているから、最良の判断が出来る

管理職で的確で迅速な意思決定が出来る管理職も、中澤選手の考え方と共通点があります。意思決定を求められる以前から、常に考えているから最良の判断が出来ると言えます。当たり前の話ですが、多くの管理職は判断を仰がれてから考え出してしまいます。当然、判断材料が少ないので判断保留して、さらに気を逸してしまいます。常に考えるためには、普段から観察しておくことも必要ですし、部下から悪い情報が上がってくるような関係性を築くことも求められます。

 

己を知る

判断を下す上で、もう一つ大切なことは、自分を理解することです。判断は自分で下しますが、どのような判断をするかは、これまで培ってきた経験に影響を受けます。親や兄弟、先生や上司などの影響を無意識で受けています。自分を理解することで、判断自体を俯瞰して見れるようになります。そうなると、より的確な判断がくだせるようになります。