クマ坊の日記

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【マネジメント】職場で全員一致を求めるのは愚策

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職場のチームワークを築くのが難しい理由と、そんな中でもチームワーク形成するための方法論について考えてきました。信頼関係で結ばれたメンバーと衝突も厭わず意見をぶつけ合う。かなりイケてる職場に見えますが、まだチームワークが機能するにはいくつか留意するポイントがあります。今日はその辺りについて考えてみたいと思います。

職場で全員一致を求めるのは愚策

チームワーク=一致団結をイメージしやすいですが、職場で全員一致を求めるのは愚策です。大事なのは完全な合意に達しなくても、メンバーから支持を得られる方法を考えるべきです。理性的な人であれば、例え自分の意見と異なった結論だとしても、自分の意見が聞かれ、十分考慮されたことが分かれば納得するものです。そういう姿勢が、職場で決めた最終決定を支持しようと思わせます。決して悪いジャイアンのように「のび太〜分かっているよなー!」を全員一致を共有するこは全く意味ありませんし、皆んなが賛成しているのだからと同調圧力をかけるのも無駄なアクションです。

意思決定のタイミングを逸しない

優れたチームワークを発揮できる職場は、何も決めないよりも何か意思決定して行動した方が良いことを理解しています。動いて違っていたら修正すれば良いだけですから。駄目な職場は、決定が正しいという確証が持てるまで先延ばしします。そうこうしている間に、職場に無気力と自信の無さげな雰囲気を生み出してしまう危険性が高いです。いくら信頼関係が構築され、生産的な衝突が起こる職場であっても、意思決定のタイミングを逸すると機能しません。タイミングを逸しないためには、単純ですが意思決定の期限を定めることです。お尻を決めておくと、それに向かって動きだしますから。もしくは、誤った意思決定してもダメージが少ないように、直ぐ着手するかです。

失敗しても管理職は動じない

ただ、早く動いたことが結果的に誤った意思決定に繋がることもあります。そんな時、大切なのは意思決定を下した管理職が動じないことです。多くの真面目で人のいい管理職は、誤った意思決定したことに狼狽してしまいます。でも、そこでリーダーがぶれるとメンバーはもっと動揺します。そんな時は、「失敗しちゃった」と笑ってやり過ごしてください。