クマ坊の日記

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【マネジメント】対話の誤解

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最近、ビジネス関連の記事では対話をクローズアップしています。正解のない時代、多様性の時代において「対話」のスキルが重要になるという趣旨の記事でした。便利で重要なスキルですが、どんなスキルと同じように万能ではありません。今日は「対話」の留意点について考えてみたいと思います。

 

 

対話の回数が多ければ良いわけではない

これからのマネジメントは「対話」が大事だ!ということで、管理者と部下の面談を設定する会社が増えてきました。以前、ご紹介したOne On Oneミーティングなんて呼ばれることもあります。「対話」は大切なんですが、単純に「対話」の回数を増やすのはお勧めできません。「回数を増やせばお互いの考えを共有できて対話も活性化するに違いない」と前向きに考えているかもしれません。でも、あまり回数が多いのも考えもんです。だってお互い話す内容なくなりますよ💦 対話以外にも、会議やら打ち合わせやらでビジネスに必要な話はしているでしょうし。それを考えたら1カ月に一回で十分です。人数や業務量をみながら、対話の回数は決めていくべきです。対話が目的化すると、働き方改革で忙しいのに、何してくれてんの?!と反感をメンバーから買うのは明らかです。

 

多くの人と対話するのが良い

対話の人数が多い方が良いと言うのはYESでもありNOでもあります。対話のテーマにもよりますが、そのテーマについて「想い」いい変えれば「問題意識」が高い人と対話するのが良いと私は考えます。対話自体は本来、アウトプットを求めるものではありませんが、ビジネスの世界ではそんなに甘くはありません。問題解決や課題解決での対話はアウトプットを最終的に出すことを求められます。上司と部下の2人だけの対話であっても、最終的には生産性を上げたい、部下の成長に繋げる事がゴールになります。そうすると、対話のお題、もしくは対話の目的に関して「想いや問題意識」がないと対話は始まらないように感じます。

 

対話は心地よい

対話は自分の意見Aと他人の意見Bをお互い提示して共有することです。そして願わくばAbやBaというアイデアに気づいたり、AでもBでもない第三のCという生み出せたりできれば最高です。文章で書くと美しいのですが、AとBはやはり違うんですよね。違いが明確であればあるほど、お互い自分の意見が否定された気分になります。ムカついたり、悲しくなったりします。この違いを明確にするという作業は実に厄介です。でも避けてはいけません。違いがあるから、新たな気づきがそこに生まれるからです。例えば、新商品開発の場面で「他社にない先進的な商品を開発する」とした時に、Aさんの考える先進的とBさんの考える先進的は同じではありません。でも、曖昧なままでも日本語は通じてしまいます。そこが日本企業が対話を行う上での障害になっているように感じます