どんなに素晴らしいアイデアを考えても実行しない限り成果は生まれません。そこで今日は実行力を担保する段取りについて考えてみたいと思います。
目次
段取りは「準備8割 実行2割」
事前準備の大切さを示す言葉として「準備8割、実行2割」という言葉を聞いたことはありませんか?何を、どんな順番で、どういう方法でやるのかを決めておけば、仕事は終わったも同然ということです。まあ、計画が大切だということです。
人はやることが明確である時は頑張れますが、そうでない時に「気合い」や「精神論」を振りかざされても無理ゲーですよね。
計画の中でも、特に行動段階における段取りは取り組みの細部までを決めることが大切です。
段取りで大切なのは自分の5W3H
5W3Hとは
- when (いつ)
- where (どこで)
- who (誰が)
- what (何を)
- why (なぜ)
- How to (どのように)
- How much (いくらで)
- How many (どのくらい)
ここでポイントは誰がの部分。自分だけでなく上司や関係者の予定を把握しておくことが重要です。自分の作業が完了しても、上司の承認が必要な場合、上司が不在だと作業が進まないなんてことになりますからね。またどう報告し、連絡、相談するかまで決めておくといいでしょう。手戻りが少なくなりますから。
ゴールから逆算して「やること」を抽出する
段取りを細分化するための基本は、ゴールから逆算して作業を手順を明確にすることです。そして個々に分解された作業に必要な所要時間まで洗い出すことも大切です。いちいち作業の所用時間まで計っている人は少ないと思いますが、作業にかかる所要時間いいかえれば標準時間を知っておくことは極めて重要です。「いつまで」よりも「どのぐらいかかるか」を把握しておくことのほうが大切です。
新しい仕事に取り組む場合は
慣れている仕事であれば、所要時間もなんとなく掴めると思います。しかし新しく取り組む仕事の場合は、とりあえず所要時間を想定した上で、その仕事の難易度とやり直しの可能性を組み込んで所要時間を修正するのがいいです。
ドラッカー先生の言葉
「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートとする。計画からもスタートしない」byドラッカー
先生がこのような言葉を残したのは、仕事や計画からスタートするとやるべきことだけが増えて、時間がいくらあっても足りないということです。私がPDCAはCから始めるという記事を書いたのも同じ趣旨です。