まだボーナス前ですが、新しくPCを買うことになりました。ずばりMacBook Proです。現在もMacBook Proですがもう10年も使い倒したので💦 さて、今日はMacBookを通してマーケティングについて考えてみたいと思います。
Appleのブランド戦略
今をときめく世界的な企業と言えばGAFAですよね。Google、Apple、Amazon、Facebook。私たちの生活にもこれら企業の製品、サービスは深く入り込んでいます。どの企業もITに関連しますが、Appleだけは少し毛色が変わっています。Appleはブランド戦略が巧みです。アパレルにはルイ・ヴィトンやシャネルなどのブランドが数多く存在しますよね。それらのブランドを含めて、全世界にある店舗面積当たりで売上ナンバー1は実はAppleです。製品も素晴らしいですが、それに輪をかけて売り方も巧みです。
MacBookの角度は76度
当時、直営の販売店を出展するとスティーブ・ジョブズ氏が発表した際、周囲の反応は冷ややかだったそうです。都心の一等地にコストかけて店舗だすなんて!でも、スティーブ・ジョブズ氏は最初からブランドを高める重要性を理解していたのでしょうね。ちょっと見せ方を変えるだけの話ですが、その「だけ」が凡人は思いつきません。また、iPhoneやiPodなど当時は初めての商品があったのも、Appleストアを出店する理由でした。そこには、「人は触ったものには恐れを抱かない」という考えがあります。現在もその考えは貫かれています。いかに触らせるかと工夫がされています。例えば、私が購入しようとしているMacBookの展示角度は76度と決められています。何故76度かと言うと、店舗内を歩いているとこの角度ではディスプレーが見えづらいんです。そこで私のような客は自然と、自分にとって見やすい角度に調整するためにディスプレーを触るという仕組みになっています。人の習性に基づいた「ついやってしまう」行動がデザインされているわけです。