クマ坊の日記

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【社会】服を売らないアパレルブランド

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エシカル消費という言葉を聞いたことはあるでしょうか?人や社会や環境に配慮した消費行動を指します。まだまだ日本では、消費者の選択行動に大きな影響を与えるまでにはなっていませんが、欧米、特にZ世代を中心に大きな変化が見られます。今日はエシカル消費について考えたいと思います。

服を売らないアパレル

冒頭の外国人女性が着ているのは、ノルウェーのアパレル会社CARLINGSと言う企業の「 Neo-Ex」というブランド名の服です。しかし、この服は実際には着れません。。。意味分からないですよね??? この服はデジタル空間でしか着れません。お金を払って自分の写真をアップロードすると、あたかも自分が本当にその洋服を着ているかのような精巧に加工された写真が送られてきます。服は着るものではなく、SNS映えすればいいというぶっ飛んだコンセプトです。服を製造しないわけだから、環境負荷はゼロです。こんなサービスが売れるのか疑問に思うのですが、欧米ではくZ世代から、カッコいい!と言うことで支持を集めています。

www.neoex.io

energy-closet.com

日本にも服を売らないアパレルブランドがあります。この企業のコンセプトは循環。事前に入場料を払っいます。そして、古着を会場へ3着持っていくと、変わりに会場で見つけた古着を3着持って帰れるという事業を展開しています。まさに服の循環サイクルです。

 

モノより意義

欧米では、若い世代の3分の2が、ブランドの社会的または政治的立場に基づいて購入を決定しているというデータを目にしました。「本当か?」疑っていましたが、色々調べてみると本当のようです。モノを買うから、購買を通じて社会や地球に貢献するという価値観を持つ人々が増えているようです。日本はまだそこまでね流れはできていませんが、先日ご紹介したNPO団体へのボランティアを志願する学生の多さ等を考えると、エシカル消費の波は日本にもやってくるように思います。