クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】強みを伸ばす3つのアプローチ

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今日も私の本業であるビジネスパーソンの育成のお話です。今日は強みの具体的な伸ばし方について考えてみます。

強みの引き出し方は違う

このブログでも何度もお伝えしている通り、育成は部下の長所や強みをいかに引き出すことが重要です。管理職の立場からは、部下の弱みや短所に目がいきがちですが、弱みをマイナス20からプラス3まで引き上げても戦力的な貢献は少ないのは明らかで。3の強みを20まで引き上げた方が、組織的にも本人にとってもメリットは多いです。

 

余計なお世話にならないように

経験と振り返りが鍵です。もう一つ考慮すべきは、本人の志向性です。いくら「君が成長するには、○○の経験が役立つから」と言われても、本人的には「余計なお世話」「余計な仕事を増やされた」と感じているかもしれません。

 

強みを伸ばす3つのアプローチ

1番上司として楽なのは、新しい仕事や難易度が高い仕事にチャレンジしてくれるメンバーです。ストレッチな経験を楽しんでくれるので楽ですよね。こういうタイプは強みの周辺で違った経験を積ませることで、能力を伸ばすアプローチが有効です。

しかし、一方、新しい仕事の領域は増やしたくないというメンバーもいますよね。そういう場合は、仕事の領域は変えずに、深めていくというアプローチが有効です。専門性や生産性でより高い目標を課すアプローチになります。

上記二つが基本アプローチですが、もう一つ例外があります。それは強みは明確なんですが、それ以上に弱みが邪魔しているタイプです。例えば実行力はあるが、それ以上にパワハラが凄いタイプとか。一昔前前であれば、稼いでいれば多少目をつぶってくれましたが、もうそんな時代ではないですよね。本質的な部分は変わらないのでしょうが、周囲のメンバーからせめて許容されるまでには、態度、言動、行動は是正しなくてはいけません。これは最も育成アプローチとしては手間がかかります。根気よくリフレクションするしかありません。