クマ坊の日記

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【マネジメント】話ではなく声を聞け

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今日はマネジメントのお話です。マネジメントは仕事の側面と人の側面の両面に着目するのが大原則です。両面とも難しさがあるのですが、職場で悩みの種になるのはコミュニケーションの問題です。特に管理職はコミュニケーションの巧拙がマネジメントに大きく影響します。

 

 

聴くをトレーニングすると効果的

このブログでも何度も書いていますが、管理職はまず聴き方をトレーニングするのが効果的です。何故なら、聴くを意識してトレーニングする機会は少ないからです。聴くはコミュニケーションにおける基礎体力のようなものです。コーチングやファシリテーションなどのスキルがありますが、それらも1対1でどれだけ相手の話を聞けるかが基本になります。私たちコンサルタントもコミュニケーションのトレーニングは聴くからスタートします。通常のトレーニングだけでは足りないので、妻帯者はパートナーに相手になってもらいます。妻の話をひたすら聴くという修行です💦スパイシーなフィードバックもついてくるので、1ヶ月もトレーニングすると飛躍的に聴く力は向上します。

 

話ではなく声を聞け

男性管理職が聴き方で陥るのは、話の内容に意識を集中してしまうことです。仕事のコミュニケーションなんだから話の内容に集中するのが当たり前では?と疑問に思うかもしれません。でも、よく考えてみるとメンバーが上司と話す時は様々なハードルがあります。いくら信頼関係があったとしても、上司に話せないことはあります。遠慮してしまうことなども沢山あります。

上司から仕事を指示されて、「はい、承知しました」とメンバーが返事したはいいが、その声のトーンが低かったらどうでしょうか? 渋々承知したはいいが、他にも仕事を抱えていて厳しい状況なのかもしれません。このように、声には相手の感情が詰まっています。声のトーンから得られる情報というのは、実は想像しているよりも膨大です。女性はその辺りも敏感に察せられる人が多いですが、男性管理職はそこまで感じられない人も多いように見えます。「聞いていた内容と違う!」と言うのは、相手の感情まで聞けていなかったことにも原因があります。メンバーとのコミュニケーションが上手くいってないと考えてる管理職は、一度、話の内容ではなく声のトーンだけに集中してみてください。今まで気づかなかったことが見えてくるかもしれません。