クマ坊の日記

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【マネジメント】犬好き管理職が気をつけること

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コロナになってから、ペット飼う人が増えているそうです。近所を散歩していても「初めまして」のワンちゃんが増えました。今日は自戒を込めて犬を飼っている管理職の長所と陥りやすい欠点をついて考えてみたいと思います。

 

普段の習慣はビジネスにも反映される

ビジネスとプライベートは全く別だと言うビジネスパーソンもいると思います。知識やスキルに関してはその通りだと思いますが、本人の特性や価値観など根っこの部分になればなるほど、プライベートとビジネスは境界線がないように私は考えます。例えば仕事では、ホスピタリティを求められる人は、プライベートで家族や恋人、友人にたいしてもホスピタリティを発揮できている人のように思います。ビジネスの場だけは、ホスピタリティに溢れた行動ができてプライベートでは全く発揮できないというのは考えられません。瞬間的にそのような使い分けができたとしても、継続性に乏しいでしょうし、本人的にも辛い。結局、一流の域まてには達しないでしょう。根っこな部分になればなるほど、その人の生き様が問われるように思います。

 

管理職は階層があがるに連れ、本質がクローズアップされる理由

 課長、部長、本部長と階層が上がるに連れ、この本質部分に周囲からの耳目が集まります。何故なら、仕事で成果を出したからこそポジションが上がってきたわけですから。成長を出すには、それ相応の能力が必要です。だから、能率に関してはそんなに差がないわけです。差がでるのは、その人の人柄や行動だったりします。まさに、その人ならではの特性や価値観、モノの考え方や普段のちょっとした言動や行動です。「Aさんは仕事できるけど、癖がつよすぎる上司」と言われるか、「癖は強いけどAさんは仕事ができるいい上司」かは同じようで、天と地ほど周囲からの評価は違うわけです。

 

何故、犬が好きなのか?

さて、前置きが長くなりました。プライベートでの志向がビジネスの場でも大きく影響する。しかも、社内でのポジションが上がれば上がるほど。では、本題である犬好きの管理職について考えていきましょう。

  1. 帰宅したら尻尾を振りながら迎えてくれる
  2. お手やお座りなど言うことを聞いてくれる
  3. 外で一緒に遊べる

犬種や犬格によって大好きなポイントは様々でしょうが、他のペットと違うのは上記3点ではないでしょうか。総じて、飼い主に従順で、アクティブなところです。 

 

犬好き管理職の長所、短所

主従関係や規律を大切にします。親分肌というか、信頼されると強いリーダーシップを発揮してくれます。真面目なのも特徴です。職場の人間関係も大切にします。ただ、ここで言う職場の人間関係とあくまで上司が理想とする職場や人間関係です。職場の規律を乱すメンバーは嫌がるでしょうね。とにかく、ビジネスのやり方が決まっている職場では無類の強さを発揮するでしょうし、相性が合えば頼りになる上司になります。その一方で犬好きの管理職が気をつけねばいけないことは、「えこひいき」です。黙って自分が言うことよく聞いてくれる部下を好みます。犬は文句も言わず、飼い主の言うことを聞いてくれますから。ここで厄介なのは、管理職自身はえこひいきなんてしていないと考えている点です。元来真面目だから、えこひいき自体よくないことだとも理解しています。でも、自分の話をよく聞いてくれる部下や、自分の指示にいち早く反応してくれる部下が大好きです。でも、周囲から見ると「なんであの人ばかり優遇するの?」と思われているかもしれません。犬好きな管理職は、自分が偏った部下とコミュニケーションをとっていないか振り返ること。好き嫌いがあるのは人だからある程度は仕方ありませんが、重宝している部下がどれぐらい成果をあげているかも冷静に分析しなければいけません。もし、パフォーマンスが普通かそれ以下であれば、その部下との距離感は再考する必要があります。知らぬ間に、周囲をイエスマンで固めてしまうことになります。本人にとっても組織にとっても大きな損失につながります。

 

まあ、犬好きは辞められないんですけどね。