クマ坊の日記

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【ビジネススキル】withコロナは課題より問題にフォーカスした方が商売になる

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コロナがまた増えていますね。旅行業、飲食業、イベント業、鉄道、航空各社は大変かと思います。私の生業は研修事業なので我が社もコロナによる経済的損失は痛いです。しかし、こればかりは仕方ありません。今日はコロナ禍における商売について考えてみたいと思います。

 

 

歯科医の強い味方

昨日、テレビ東京のモーニングサテライトで「ナカニシ」という企業を紹介していました。ナカニシは栃木県に本社を置く企業です。ハンドピースと呼ばれる歯科用ドリルで世界トップシェアを誇ります。海外でロックダウンが続く中も、困っている歯科医へのサポートを続ける事でさらに業績を伸ばし、新たな商売のニーズも掴んだと言う内容でした。このニュースを見ながら、withコロナにあっては眼前で起こっている問題をいかに解決するかが商売に繋がるなと思いました。

 

問題と課題の違い

問題は本来あるべき水準に達していない状況です。前述したナカニシさんで言えば、コロナでロックダウンがされてライバルメーカーが歯科へ訪問できていない状況でも、当たり前に訪問して通常のサービスを提供できたからこそ、顧客から支持を獲得し業績が伸びました。何か凄いことをしたわけでなく、当たり前の事を当たり前に実施しただけです。最もこれは相当難しいことでもあります。日頃から現場と経営の間に信頼関係がなければできない事ですし、同じサービスを提供できる製造ラインを動かす力も必要です。財務的な基盤もないと駄目ですよね。こういう時に地力が試されます。

 課題は水準自体をあげる事です。より安く、より早く、より高品質なものを。平時は問題解決よりも課題解決を目指すのが当たり前です。ライバルとの競争に打ち勝たなくてはいけませんから。通常はどの企業も問題解決よりも課題解決を進めます。より付加価値を生み出すことは、より多くの財を生み出すことにつながりますから。

しかし、コロナ禍では直面する問題にフォーカスするのが良いように思います。

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