ブログでもちょこちょこアップしていましたが、先々週は福井県永平寺町へ、ワーケーションしてきました。今日はそのお話をしたいと思います。
コロナによる旅行業への影響
コロナによって旅行業は大打撃を受けています。海外旅行はもちろん、国内旅行も近場でせいぜい一泊ぐらいが多いように思います。もっと深刻なのはビジネス需要です。いわゆる出張です。私自身もこの2年間、宿泊での出張はありません。Zoomで全て済んでしまいますから💦このままでは、観光業も地域も衰退してしまうという危機感を国も業界も抱いていました。新たなビジネス需要の創出を目指して力を入れているのが、Warkationです。旅行しながら仕事しましょう。仕事しながら休暇も楽しみましょう。コロナ前からこのような動きはあったのですが、コロナによって勢いがついた感じです。国道交通省だけでなく、総務省、環境省とうがそれぞれ違った思わくで推進しています。リモートワークの推進、地域活性化、環境保全。。。国と地方自治体が多くの予算をついています。実際、ワーケーション用の施設は凄い勢いで増えています。今回は、社内で案内があったのでモニターとして参加してきました。
越境学習とは
ただワーケーションするだけでは面白くないので、ワーケーションに「学び」の要素を加えました。旅行しながら、仕事しながら、学習もするというものです。地元の人と対話しながら町の課題を伺ったり、座禅や写経を体験したり、先進事例を学んだりしました。これは学習理論的には、越境学習と呼ばれる行為です。自分のHomeからawayに出かけることで、日常では気づくことが出来なかったことを学習できます。特に長年、同じ会社や同じ仕事に従事している人は、自分たちの当たり前が何かを理解するのも難しいかったりします。awayの地で当たり前の価値観を揺さぶられるだけで大きな学びになります。
さらに越境
東京の企業で働く私たちが、地域を訪れ、そこでどんな問題が起こっているかを知るだけで十分な学びですが、さらに今回は永平寺での参禅体験がありました。世俗からの越境です。800年前から伝わる修行を通して、歴史からも学んでいると言えます。
整える町
自然、文化、温かい人々、地域の絆。。。都会では味わえない体験で永平寺町は溢れています。越境を通して、自分を見つめ直すことができました。さしづめ「整う町」でしょうか。また、訪れたい場所です。コロナが落ちついたらみなさんも是非!