娘が学校に行かなくなってから9カ月が経ちました。今日は備忘録的に今の状況と気持ちを書き記したいと思います。
Amazon primeに救われる
学校に行かなくなって9か月が経ちました。小学3年生になってからはまだ学校には行けてません。そんな娘の日常は、朝8時に起床です。朝食を少量食べたら、テレビかYouTubeを2時間しちょか。テレビは専らAmazon prime。「8時だよ全員集合」「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」「ネコのチー」「ご兄弟」「ポケモン」「妖怪ウォッチ」「名探偵コナン」「鬼滅の刃」と全視聴完了しました💦 Amazon primeに感謝です。学校の時間に、ダラダラとテレビを見せることに最初は抵抗がありましたが、テレビ見て嫌な事を忘れる事ができたり元気が出るのなら別にいいと思いました。私自身も小さい頃にアニメやバラエティを観て育ってきましたし、意外に人生で役に立っていると感じていたのもあります。一方、妻は最初はこの状況がストレスフルでした。学校行かずに娘がゴロゴロしながらテレビを見ているのは、頭では理解できても感情的には我慢できない光景でした。そのため、娘と喧嘩になることもありました。話し合いの結果、妻もずっーと家にいると厳しので気晴らしに出かけること。その時、娘を家に1人にすることも悪いことではないことを説得しました。妻と娘がそれぞれの自由な時間を大切にできるようになって、精神的にも良くなってきました。だいたいこの状態になるまでに4ヶ月くらいかかりました。
流石にAmazon primeで見たい番組も底をつきました。最近はYouTubeのカンアキチャンネルに夢中になっています。カンちゃんとアキちゃんが中心になって、オモチャや料理や日常風景を放送しているものです。私もたまに一緒に見ているのですがなかなか面白いです。YouTubeがある時代に生まれて良かったなとつくづく思います。ここ2ヶ月くらいはTVやYouTubeを見る時間も2時間以内になっています。コロナ後に学校が再開した際に、「学校も始まったし、TVやYouTubeを観る時間も2時間以内」に変更しないと提案したところ、こちらが拍子抜けするぐらいあっさり「いいよ」との返信。その後も自分で時間についてはコントロールできています。
ポケモンGOに救われる
娘が学校に行かなくなるようになった前後から、ポケモンGOをするようになりました。ちょうどテレビで娘がポケモンGOにハマっていたのがきっかけでした。お父さんは頑張ってポケモン取りに励みました。新しいポケモンをゲットするたびに、その話題で盛り上がりました。娘が一番元気がなかった時に、共通の話題がある事で繋がることができました。ポケモンの話題をきっかけに、色々話をすることができました。毎日、ゲームの進展があるので毎日何かしら新しい話題で盛り上がることができました。今は、私自身がポケモンGOにハマってしまいましたが💦
本に救われる
TVを見てない時間は、専ら読書しています。図書館で本を借りてきて毎週20冊は読破しついます。最近は西遊記とか東海道中膝栗毛を読んでました。小さい頃から妻が夜寝る前に読み聞かせをしていました。そんな習慣づけが良かったのか本が大好きです。不登校の初めの頃は、娘が好きな探偵ものやお姫様が出てくるもの、図鑑や料理関係しか読んでいませんでした。名探偵コナンの歴史漫画にハマってからは伝記とか前述した古典を読むようになりました。本が好きで救われました。
お菓子作りに救われる
娘の夢は世界一のパティシエだそうです。その夢に現在も変更はないようです。学校に行かなくて、あり余ってる時間でお菓子作りに没頭しています。もっとも、まだ1人では完結できないので妻がサポートしています。自分の手で美味しいお菓子を作ることが出来た時は、とても楽しそうです。自分が好きだと言えることを持っていて、だいぶ救われているように見えます。
スクールカウセラーさんとの文通に救われる
学校にスクールカウセラーさんがいます。毎週、妻が訪問し娘の状態を伝え、その話をあるがままに聴いてくれます。具体的なアドバイスはしませんが話を聴いてくれる人がいるだけで妻も気持ちが楽になっているようです。そんなカウセラーさんと娘は文通しています。イヌ好きだったり、ポケモンや料理の話で盛り上がっています。家族以外にもコミュニケーションが取れるのは、娘にとっても勇気づけられるように思います。
在宅勤務に救われる
コロナで仕事は大変ですが、在宅勤務が当たり前になった事は我が家にはプラスでした。妻が買い物に出かけている間も、私が娘を見る事ができます。まあ、見ると言っても幼稚園児ではないので手はかかりません。私も仕事してますし。でも、妻からすれば家を空けても私がいる事で安心できるそうです。家族でのコミュニケーション量も増えましたしね。ちょうど良いタイミングで在宅勤務が当たり前になってかなり救われました。
お友達に救われる
小学一年生から仲良くしてくれているお友達がいます。その子は一度大喧嘩したのですが、それから親友になったようです。休んでいる最中も家に遊びに来てくれます。毎日、授業が終わった後に、学校からの連絡帳も届けてくれます。こちらは申し訳ない気持ちで一杯です。親子さんにも負担が大変だろうから、持って来なくても大丈夫とお伝えしたのですが。「負担じゃないし、届けたがっているので続けさせてください」とのこと。最初は居留守を使っていた娘も、彼女が連絡帳を届けてくれる時は毎回玄関まで出て話をするようになりました。娘は幸せものです。
娘が不登校だと言うと、「それは大変ですねー」と言われる事が多いです。学校に行かない事で社会性が身につかないのではないか?学業に支障をきたすのではないか?引き篭もる事で元気を失うのではないか?そんな質問を受けたりもします。私も9ヶ月前には同じような不安、同じような疑念を抱きました。ただ現在はその種の考えは全くなく、家族仲良く毎日暮らせているので良いのではないかと考えています。多分、勉強面の不安も解消しつつあるから余裕も出てきたんだと思います。(勉強についてはまた別の記事で書きたいと思います)
現実は一つですが、見方一つでその見え方は大きく異なるんだなと改めて実感しています。まあ、それも今日書いたような環境や人のご縁に支えられたこそなんですが。