クマ坊の日記

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【リーダーシップ】マッチョ型リーダーシップの絶頂と終焉

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今週はリーダーシップの理論的変遷について、ざっくり解説してきましま。リーダーシップ研究は紀元前から始まりました。最初は、優れたリーダーが持つ特性や行動に注目が集まりました。やがて、リーダーを取り巻く状況や、メンバーとの関係性まで研究対象が広がります。企業の経済活動が広がっていくと、より広範囲の関係者にも影響力を与えるリーダーが求められるようになります。それが、「変革のリーダーシップ」です。マッチョなリーダーシップの完成形です。しかし、時代はまた大きく動き新たなリーダーシップが模索され始めます。

 

 

俺についてこい型リーダーシップ

80年代、90年代の世界経済でこの世の春を謳歌していたのは、製造業を中心とした日本企業です。一昔前は、アメリカからすれば日本製品=粗悪品でした。それがいつの間にか立場が逆転します。アメリカ企業と経営リーダー達は強烈な危機感を抱きます。大規模なリストラと合わせて企業文化の変革が求められました。そんな背景もあって、アメリカを中心に変革型リーダーシップが研究されるようになります。時を同じくして、産業会でもGEのジャック・ウェルチや、IBMルイス・ガースナーなどのスーパーCEOも誕生しました。マッチョでタフな変革型リーダーの象徴ですね。

 

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マッチョ型リーダーシップの反省

2000年に入ってからのエンロン事件、そして記憶に新しいリーマンショックは、リーダーシップ教育に大きな反省を与えます。名門大学で経営管理を学んだ卒業生であり、スーパーCEOとして巨額の報酬を貰っていた彼らがとんでもない不正を行っていたわけですから。名門大学は、リーダーシップ教育について自己反省を行います。そもそも、複雑化した社会では優秀なリーダーが1人いるだけでは、問題は解決しないのではないか?一人ひとりがリーダーシップを発揮しなければならないのではないか?リーダーシップの範囲はいち企業に留まらず、組織を越えた範囲が求められるのではないか?等々、様々なリーダーシップ理論がさらに研究されるようになります。企業や人々の関心も、SDGsなどの社会課題に移ってきたのも大きな影響を与えています。個々人がそれぞれの持ち味を活かして、連携しながらより大きな課題に立ち向かっていくにはどうすべか?などの理論が注目を集めるようになります。アダプティブリーダーシップや、コレクティブジーニアスと言うような考え方です。この辺りについては、改めて紹介したいと思います。

しかし、リーダーシップの理論は様々ですが大切なことは最初の一歩は1人から始まると言う事です。そして一歩を踏み出さないと何も始まらないと言う事実です。つまり、リーダーシップは実践しないと始まらないし、最初は孤独だと言うこと。止むにやまない気持ちや問題意識がないとリーダーシップの旅は決して始まることはありません。