クマ坊の日記

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【リーダーシップ】ありのままのリーダーシップ

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これまでこのブログでも、様々なリーダーシップ理論について解説してきました。リーダーシップ理論は専門家の数だけあると言われています。今日は、パーソナリティ・ベース・リーダーシップについて解説していきます。

正解がない時代

よく言われる事ですが、現代は正解がない時代です。コロナで社会がこんなに変わるとは、誰も想像できませんでした。社会が安定している時代であれば、過去の成功体験を活かして、マッチョなリーダーシップを発揮することで、最短距離で成果を出すことが可能でした。グイグイ引っ張るリーダーシップを発揮することさ合理性があったわけです。しかし、正解が分からない現代では、1人の卓越したカリスマリーダーが1人だけで、正解を出すのは無理があります。

 

ありのままのリーダーシップ

パーソナリティ・ベース・リーダーシップは、自らの強みを活かしたリーダーシップです。状況に応じたリーダーシップや変革型のリーダーシップを無理して使い分けても長続きしないし、効果的でもないと考えられています。それよりは、自分の強みを活かしたほうが効果的だと主張します。自分の強みとは、スキルや経験、そして性格です。

 

性格とリーダーシップ

性格を強みとしてリーダーシップを発揮する為には、自らの性格を知り、それがどのような強みと弱みを持っているのかが大切になります。性格を理解する際に役立つのが、性格のビッグ5です。性格を5次元に分けてモデル化されたものです。性格についてはさまざまな分類が研究されていますが、ビッグ5は信頼性が高く、組織行動論の研究でよく用いられている概念のひとつです。

 

ビッグ5

  1. 外交性
  2. 感情の安定性
  3. 協調性
  4. 慎重さ
  5. 経験への開放性

外交性は、他人との関係を築くことについてポジティブに考える傾向の強さです。感情の安定性は、ストレスに耐え、自分の感情を一定に保つ傾向の強さ。協調性は、他者と協力したり、他者に合わせたりする傾向の強さ、慎重さは、注意深く、几帳面で我慢強さを示す傾向、経験への開放性は外部からの刺激に開放的で、幅広い感心を持つ傾向を指します。誰もがこれら5次元を高いと低いの間のどこかのレベルでプロットされていると考えられています。

私自身で言うと、経験への開放性と外交性、感情の安定性が高く、協調性は普通で、慎重さは低いです。自分の言葉で周囲を巻き込んでいくのが得意な型です。しかし、慎重さが低いので、細かい事が気になる人からすると、ガサツに見えていると思います。