クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】これからのビジネスパーソンに求められる8つの能力【後編】

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前回の記事で、これからのビジネスパーソンに求められる能力は変容していきそうだ。特に大事になりそうな8つの能力のうち4つをご紹介しました。「問題を全体で捉える力」「未来を想定する力」「自分がやりたい事は何かを自問自答する力」「競争ではなく、他者と一緒に新しい価値を創る力」今日は後編と言う事でその続きです。

 

マネジメントからファシリテーション

これまでは課題や目標を明確にし、それを実現するためにゴリゴリとマネジメントしていく力が最も求められました。そのようなマネジメントは今後も必要ですが、より高次で求められるのは、社内や業界を越境して他者と協働する力です。利害が対立した関係者からそれぞれの力を引き出すファシリテーションが重宝されるでしょう。

 

自己肯定から批判的思考

これまでは、自分たちの会社や業界や商習慣が正しいという前提で仕事をしてきました。時にはおかしいなと疑問を抱きながらも、社命に従って仕事することが求められてきた側面もあります。今後はこれまでの正解が不正解にひっくり変えることが普通に発生します。自分たちのビジネスや自分自身を批判的に見れる思考性も持ち合わせていないと生き残っていけないでしょう。

 

外部的評価より、自己評価

勝ち組、負け組の表現に現れるように、外部からの評価を重視して仕事は行われてきました。株式市場はその際たる例です。しかし、これからの時代は外部評価だけでなく、自己評価。もっと正確に言うと自己を客観視できる力が求められます。事業も仕事も変化していきます。それに応じて個人にも変化が迫られます。そのためには、自分の能力、スキルだけでなく、考えや感情に関しても内省が行えなくてはいけません。一生学び続けられねば生きていけない時代に突入しました。

 

強力なリーダーから、一人ひとりがリーダーシップ

我が国のコロナ対応を見ていると、強いリーダーの出現を期待してしまいますが、その一方で強いリーダーはもう幻想でしかないとも感じます。それぞれの専門家がそれぞれの分野でリーダーシップを発揮するだけでも不十分です。越境して一緒に問題に立ち向かうリーダーシップが求められると思います。