クマ坊の日記

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【ビジネススキル】エゴグラムで自分を分析してみる

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ビジネスパーソンの永遠のお悩みが職場のコミュニケーションではないでしょうか。このテーマに関しては様々なアセスメントツールを使って研修を実施することが多いです。一般論を話されるより自分の癖を理解した方が対策も立てやすいですから。今日はエゴグラムについてご紹介したいと思います。

 

 

エゴグラムとは

エゴグラムとは、アメリカの心理学者であるエリック・バーン先生が創始した「交流分析」という理論に基づいて作られた性格診断です。人間の自我の状態を五つに分類し、それぞれのエネルギーの状態をグラフ化することで、その人の性格の癖を捉えるというものです。

 

5つの自我状態

Critical Parent

「厳しい昭和の父親」をイメージしてください。とにかく責任感が強くて厳格な理想家です。自分がイメージする仕事像、家庭像があります。その考えに従う部下にとっては頼もしい親分肌の上司ですが、異なる考えを持つ部下に対しては攻撃的になります。

 

Nurturing Parent

「優しいお母さん」をイメージしてください。思いやりがあり、やさしくて、何でも受け入れてくれます。このタイプの上司は、包容力があり世話好きでもあるので、部下からすると一緒に働くのは心地よいです。ただ、世話好きが度を超すとちょっとウザったく感じることもあるかもしれません。また、決断力は今一つのため大事な場面では頼りなく感じることもあるかもしれません。

 

Adult 

「常に冷静なサイボーグ」をイメージしてください。常に冷静沈着、論理的な意思決定を行います。上司にすると人間味は乏しいですが、仕事ができる人が多いです。引いて状況を見れるのでパワハラとかはあまり起こしません。まあ、人としては少し面白味や親しみやすさはないので、職場で気軽に話しかけれないでしょうが。

 

Free Child

釣りバカ日誌の浜ちゃん」です。いつまでも自由な子供です。自分が思うがまま、感じるがまま。好奇心旺盛で想像的です。でも周囲はその奔放さに振り回されます。日本企業の管理職では少ないタイプでしょう。

 

Adapted Child

「従順な子供」です。自分の感情を押し殺し、我慢強く、とても協調的です。言いたいことをグッと我慢するタイプなのでストレスを溜め込みがちです。上司にすると、上からの指示、命令をそのまま部下に下ろしてくるので大変な時もありそうです。

 

みんな5つの自我状態を保有しています。それぞれのエネルギー量によって表出のしかたは異なります。ちなみに、私はAとFCが同じぐらい高く、僅差でNPです。ACの要素はほとんどなく、CPも低目です。ネットでエゴグラムを検索すると簡易診断があるのでやってみると面白いと思います。