クマ坊の日記

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【人材育成】成長するビジネスパーソンは2つの記憶を使いこなしている

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私の生業はビジネスパーソンの人材育成です。顧客は企業であり、多くはいわゆる大企業と言う奴です。ビジネスは学校と違い正解がない世界です。まだ、不条理なことも多くかと思います。そんな世界で頭角を表すビジネスパーソンは自分を俯瞰して見られる人です。専門用語で言えばメタ認知能力に長けている人です。今日はそんな人たちの特徴について考えてみたいと思います。

 

メタ認知は鍛えられるか

自分を俯瞰することで、自分が足りない点、逆に強みも理解することができます。理解できれば、自分で乗り越えたり他人に協力を仰ぐことができます。当然、仕事で成功する確率も高まり、成功経験を通じて成長します。では、このメタ認知はトレーニングを通じて引き上げれるものでしょうか?答えはYESです。身近な手法だと日記などの記録をつけて、俯瞰するのが効果的です。

 

エピソード記憶

日記を振り返る時のポイントはエピソード記憶を通して振り返ることです。エピソード記憶とは、個人が体験した出来事の記憶です。例えば上司から「コスト意識」が大切だと指導された時、「はい、わかりました!」で終えるのではなく、コスト意識が大切だと実感させられたエピソードやその時の感情まで振り返ることです。そのように振り返る事で「コスト意識」に対する理解が深まります。

 

意味記憶

もう一つは意味記憶です。言葉の意味に関する記憶です。その言葉にどんな意味があるのかを理解する助けになります。先ほどの「コスト意識」ひとつにとってしても、上司が考えている「コスト意識」と部下が考えるものでは相違がある可能性があります。「コスト意識の言葉が意味すること」を話し合うことでズレがなくなります。ビジネスで使われる言葉は、非常に曖昧に理解されていることが多いです。だから、エピソード記憶意味記憶の2つのアプローチで振り返ることを習慣化しておくと理解度が深まります。