クマ坊の日記

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【人材育成】新人研修にマナーは必要ない

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先日、お客様との打ち合わせでビジネスマナーの話題で盛り上がりました。今日はその時のお話。

 

 

会長が好きなので

その企業では、毎年4月にビジネスマナーの専門家を招いて新人に対して研修を行うとのこと。その企業は直接お客様と接する機会が少ない業種なので、これほどビジネスマナーに力を入れているのが不思議でした。そこで興味本位に何故ビジネスマナーにこだわるのか質問してみました。その答えは、『会長がビジネスマナーの講師と昔から懇意にしているもので。。。新人はほとんど製造ラインに配属なので来客応対も名詞交換もすることは、ほとんどないのですが💦 でも、毎年の恒例で。。。』そんな予想外の答えを聞いてズッコケそうになりました。

 

残念な研修

今回のケース程でないにしても、毎年やっているからという理由で、ナゾ研修が継続しているケースがあります。ビジネスマナー自体は大切だと思いますが、職場で使う場面が少ないスキルを研修で学ばせるのは意味がありません。どんな研修でも、インプットは必ずアウトプットとセットであるべきです。

 

新人研修にマナーはいらない

私自身は新入社員研修を担当することはないのですが、ビジネスマナーは研修で学ばなくてもいいように思います。今時、カズレーサーのように真っ赤なスーツで出社する強者はいないでしょう。敬語や電話が対応できない新人はたくさんいるでしょうが、慣れるのも時間の問題のような気もします。お辞儀の角度とかもはや様式美ですし。

誤解して欲しくないのは、ビジネスマナーが不要だとは1ミリも考えていないです。人が成長する上で他者の存在は不可欠ですし、他者と繋がる第一歩としてビジネスマナーは重要です。でも、マナーのプロに1日〜2日かけて教わる必要性は感じません。接客業は別ですが。

寧ろ、新人の時に学ぶべきことは、『学び方』だと私は考えます。学生時代は正解を学びますが、ビジネスパーソンはどんな問いを設定するかが問われます。経験から学ぶ力で成長スピードは変わります。どれだけ多くの人と繋がれるかで学習機会が大きく変わります。

どんな仕事に従事するのか、そこでどんな経験を獲得できるか。どんな人との出会いに恵まれるか。これらは全て偶然なのですが、『学び方』学ぶ事で素敵な偶然を引き寄せる確率は高まるように思うからです。