クマ坊の日記

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【ビジネススキル】大人の学びは日常にある

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「学ぶ」という言葉から皆さんはどんなイメージを持たれますか?学校に通ったり本を読んだりですかね。今日は大人の学び方の新潮流について考えてみたいと思います。

 

 

学び方が変わってきた

今や分からないことは、ネットでググればすぐに調べられる時代です。膨大な知識を自分の頭の中に収めなくもいいですよね。そのため、当然、学び方も変わります。一言で申し上げれば「誰かから一方的に教わる時代は終わります」その一方でクローズアップされているのは、「知識を使ってみること」や「人との関わること」を通した学び方にシフトしていきます。

 

実務を通して成長する

私の生業は、企業の依頼を受けて研修に登壇する仕事です。前述したように学び方が変化しているなか、研修という学び方も少数派になっていくでしょう。死活問題に関わる話にも思えますが、あまり心配していません。何故なら、私が提供している研修は、もともと知識やスキルを教える比率が小さいためです。アクションラーニングといって、研修と実夢を同時並行で扱うケースがほとんどだからです。研修を生業としているのに、研修にはあまり期待していません💦 実務を通してこそ、人は成長すると信じています。だから、1日、2日の研修ではなく研修と実務の場を作くり、人と組織と文化を変えることを主眼にやってきました。自分がやってきたことと、世の中の学び方がやっとシンクロしてきたような感覚を持っています。

 

実務を通して成長できない人の特徴

話が少し横道にそれました。人は実務を通して成長できますが、もちろん成長できない人もいます。それは頭の良し悪しではなく、考え方に多くが起因しています。

  1. 他者を低くみることで自分の優秀さを証明しようとする
  2. 他人の評価を気にしすぎる
  3. 失敗の原因を他者のせいにする
  4. 正解主義
  5. 完璧を求める

これらは、文字で書くと悪い印象に見えますが、裏を返せば従来ビジネスパーソンが企業で生き抜いていくために必要な要素でもありました。社内で自分の優秀さを証明する必要でした。上司からの評価には敏感である必要もありました。減点主義の職場では失敗は回避しなくてはいけません。上司が思い描く正解を忖度することが求められます。オーバースペックな品質商品、完璧な資料をつくることが求められてきました。まあある意味、社内で出世する人はこれらが長けていたりします。実力に疑問符があったとしても。

これからは、自分を向上させることに関心が強い人、失敗から学ぼうとする人、他者からの評価を恐れない人、正解ではなく問いを立てれる人がより求められるように感じます。