クマ坊の日記

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クマ坊家の子育て方針

前回は2020年から全面実施となる新学習指導要領について考えていました。頭のいい役人さんが考えに考えを重ねて、打ち出した内容です。AIも外国人との仕事もますます増えるでしょう。社会の方向性としては不可逆的な流れです。その時代に適応するために教育を変えると言う理由も納得です。でも、時代がどう変わろうと「人」として大切な部分もあると考えます。我が家の子育ての方針について述べたいと思います。

 

目次

 

クマ坊家の教育方針

我が家の教育方針は3つ
①自分と相手の気持ちが分かる人
②読み書き算盤
③さまざまな経験の獲得

 

自分の気持ち、他人の気持ちが分かる人

新学習指導要領では、「知識や技能を習得するだけでなく、それらをもとに自分で考え、表現し、判断し、実際の社会に役立てることが求められる」と謳っています。私が注目するのは実際の社会に役立てるです。自分の考えがあっても、表現、判断できても他者が動いてくれなければ世界は一ミリも変わりません。娘には自分の主張を一方的に声高に主張するような人間にはなって欲しくありません。人を動かす為には、自分の気持ち理解できると共に他者の気持ちも分かる人になって欲しいと思います。

これは専門用語で「社会情動的スキル」と呼ばれます。自分と他者の互いの良さと不完全さを認識することで、他者とうまくやっていけるのだと思います。

特に自分の心の動きを理解、制御できることは不確実性が増す社会ではとびきり大切になると考えます。何故ならこれからの時代は一生学ぶことが求められると思うからです。「どうせ自分はダメだから。」と認知したらその人は成長できません。「私は未熟だけど、1ミリでも、少しづつでも努力すれざできるようになるかもしれない」と認知できる人の方が成長できるでしゅう。だって、失敗したって再度チャレンジしていくでしょうし、次は失敗しないように自ら工夫するようになります。

 

読み書き算盤

新学習指導要領が指摘する自ら主体的に考えるというのも納得です。問題解決はAIがしてくれるけど、問題を設定できるのは人しかいないからって話です。しかし、問題意識はそもそもどこから生まれるのでしょうか? 私は下敷きとなる知識、情報だと考えます。色々な知識や情報が脳内で繋がってユニークな問題設定が生まれるのだと思います。下敷きとなる情報にアクセスするには「読む、書く、計算する」の基礎体力があったに越した事はありません。どんな分野もいつの時代も基礎があってこその応用だと思います。読み書き算盤が楽しく学習できるよう手助けしたいです。

 

様々な経験の獲得

これは子育て記事で何度も言及していることです。人の成長は経験が7割です。だからこそ、様々な場で多くの人から学べる機会を作ってあげたいと思います。また様々な場があればセーフティーネットにもなると思います。Aが駄目でもBもCもある。世界は広がりを持っていて自分が輝ける場所はきっと何処にある。そんな風に感じれる人間になって欲しいです。

 

親ができることは限られる

偉そうに我が家の子育て方針を述べましが、実際の子育ては理想通りにはいきません。「なんでご飯食べないの、ウッキー!」なんて日常茶飯事です。

Armsという漫画で元傭兵の母親が息子に向かって「戦場より子育ての方が遥かに大変だった」と語るセリフが印象に残っています。毎日子育てで四苦八苦しているからこそ、迷った時に戻れる方針があったら方が良いと考えています。