お客様から、社員のロジカルシンキングを高めるためにはどうしたらいいですか?と質問を受けることがあります。その都度、「職場で問題解決を1年間徹底的にさせてください。そして経営幹部からフィードバックを受ける機会を設けてください」と伝えています。
ロジカルシンキングを身につけるには
ロジカルシンキングの手法で、MECE(漏れなくダブりなく)とか、ロジックツリーとかあります。知らないよりは知ってた方がいいですが、知っている=ロジカルシンキング力がある事では当然ありません。
ロジカルシンキングを身につけるには、3つの環境が必要です。
- 必要性に駆られて必死に考える機会があるかどうか
- 考える機会の絶対数。頭が千切れほど考える経験がどれだけあるか
- ロジカルな思考力がある人からのフィードバック
ロジカルシンキングは若いときに身につける
仕事をする上で、ロジカルシンキングが求められる場面は少ないと思います。そもそも、いちいちゼロから考えていたらきりがありません。だから作業は標準化されるし、多くの仕事が回せるようになっています。
でも、ロジカルシンキングを鍛えないまま管理職になると最悪です。上司の指示に部下が振り回されます。
すぐに習得できるスキルはすぐに陳腐化し、時間をかけなければ習得できないスキルは長く使えると私は考えます。若いビジネスパーソンは是非、ロジカルシンキングを学んでみてください。まずは本を読んでみるだけでもいいですから。