クマ坊の日記

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職場で挨拶してますか?

今日は毎日、あたり前のように行っている挨拶のお話です。

 

目次

 

 

挨拶の語源

挨拶は元々、仏教用語だったということご存知でしょうか?禅の「一挨一拶」言葉でした。意味は、一つを押し一つを迫るという意味です。と言われても分かりませんよね。💦 禅問答をイメージしてください。禅問答を交わしながら相手の悟りの深さを測ることだったんです。つまり、言葉を交わすことで「お前は昨日の自分より成長したか?」を問われていることと同じなんですね。

 

挨拶は略されて生まれた

昔は挨拶を「言葉かけ」といい、人と外で出会った時に言葉をかけるのが礼儀とされていました。ちなみに、「おはよう」は「お早くから、ご苦労さまでございます」の略と言われています。朝早くから仕事をする人を労う言葉だったそうです。

 

挨拶しない上司

部下から挨拶するまで、自分から挨拶しない上司はいませんか?または、全く上司が挨拶しないとか。挨拶しても、「あっ〜」とか。それって挨拶?なのという反応しかしない。そういう職場はたいてい風通しが悪かったり、コミュニケーションも悪いケースが多いです。また、そのような職場は不祥事の温床を抱えていたりもします。挨拶の語源にある通り、挨拶の本質は「相手の成長を見る」ということです。挨拶しない、または挨拶を蔑ろにするということは、私は私以外の事柄に関心ありませんと宣言していると同義です。

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管理職向けにマナー教育をして欲しいとの要望は意外にある

 企業から管理職を対象にしたマナー教育をして欲しいとの要望が結構あります。特に部長以上で。相談のキッカケの多くは社内でパワハラなどの不祥事があった。従業員満足度調査で職場の雰囲気が悪いとの点数が高かったなどです。

 

教育する際は工夫が必要

「挨拶やマナーが大切ですよ」と言うのは新入社員が学ぶことです。管理職ましてや部長を務めている人に言うことでは本来ないのですが実態はできていない。あたり前のこと過ぎて、教えるのが難しいテーマでもあります。教育を企画する際のポイントは映像を使うことです。討議させている最中を映像で撮ります。日本の多くの部長さんに笑顔はありません。眉間にシワを寄せて、腕組みしながら取り組んでいたりします。研修の場でもその有様なので、職場ではいったい。。。部下は話づらいのは容易に想像できます。討議やスピーチ、歩いている姿、立ち姿勢、声のトーン、表情を映像で記録してフィードバックすることで悪い癖を指摘します。後はいい大人なので自分でどうするかを考えてもらいます。やっぱり変えられないのか、変える努力をしてみるのか。

 

挨拶は小さなことですが、マネジメントを行う上で重要な第一歩でもあります。

たかが挨拶されど挨拶ですね。