クマ坊の日記

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管理職は上機嫌たれ!

管理職の仕事は一言で申しあげると、「自分の考えを、人を動かして、成果をあげること」です。

 

しかし、「人を動かして」が上手い管理職と下手な管理職がいます。この違いはいったい何なのでしょうか?今回はこのテーマについて解説したいと思います。

 

目次

 

 

管理職には絶大な権限があると勘違いしている

人を動かすのが下手な管理職は勘違いしていることが多いです。「管理職には絶大な権限があり、管理職が指示・命令を下せば部下は動くのが当たり前」と思っています。部下はみんな大人だから指示・命令を聞いてくれますが、上司が考えた通り動いてくれるかは別問題です。だって、一人ひとりの人間にはそれぞれ違う感情がありますから。だから、「人を動かす」のと「人が動く」のは似ているようで、雲泥の差があることを管理職は大前提として認識しなければなりません。

 

人が動くには何が必要か?

大袈裟に言うと管理職の生き様です。「あの人が言うんなら」とか思わせる雰囲気が必要です。人が動きだす雰囲気を持っているかどうか。雰囲気を生み出すのは管理職の働く姿勢とか、日常の立ち振る舞いとか。人は言葉以上に雰囲気を察します。特に日本人はハイコンテキストの国民ですから。日々の信頼貯金をどれだけ貯金出来るかが大切です。管理職はある意味、毎日、部下からシビアに評価されていると考えていた方がいいです。

 

部下に厳しい指示を出す時ほど、内省する

 私は本来、短気です。でも、部下に厳しいフィードバックや指示を出す時は頭の中で何度も思考します。そもそも自分は感情的になっていないかどうか?厳しい指導は相手の為になるのか?部下は本当に気持ちよく動いてくれるだろうか?

部下の仕事ぶりを見て、一言物申したいこともあるのですが、感情に任せて言うことはしません。前述したように少し間を取るように心がけています。そういう面ではストレスがたまりますが我慢するのも給料のうちだと考えるようにしています。

 

 

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上機嫌のススメ

 ポジションが上がれば上がるほど、部下の数が増えれば増えるほど管理職は自己に厳しくなる必要があります。仕事への姿勢もそうですし、部下から自分がどのように映っているかも意識しなけれざなりません。姿勢、声量、表情、声のトーン。。。チェックするべき項目は多岐に渡ります。しかし、難しく考えないで何時も上機嫌であることを意識するのが良いと思います。何時も難しい顔をしている管理職よりも上機嫌な方が、部下も話しやすいでしょうし、伸び伸びと働いてくれます。何時も上機嫌な上司が、厳しい表情をすれば深刻だと部下も受け止めてくれます。

 

思いをさらけ出す

誤解して欲しくないのは、管理職は周囲の顔色を常に伺い演技しろと言っいる訳ではありません。管理職は部下に言葉でメッセージを伝えなくてはいけません。そして、その時は内省して考えに考え抜いた思いをさらけ出すことが必要です。言葉の上手い下手は関係ありません。「自分の思い」を「本音」をさらけ出さなければなりません。自分自身の弱さや不甲斐なさを全部含めてさらけ出す。そこで、取り繕って借りてきた言葉やカッコイイ言葉を使おうとすると上滑りします。思いが届くかどうかは、日常の立ち振る舞いと信頼貯金の残高だというだけです。

 

ストレスの解消法を確保する

 管理職は経営から成果も求められるし、部下からも見られている。真面目に管理職をしている人ほど、ストレスが溜まります。ストレスを溜めて身体を壊してしまっては本末転倒です。だからストレスを解消する術を確保しておく必要があります。私は娘と妻と遊ぶこと。マリノスを応援すること。美味しい御飯を食べること。温泉に行くこと。キャンプすること。本を読むこと。ジムで運動すること。皿洗いすること。皆さんのブログを拝見することかな。