クマ坊の日記

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【ビジネススキル】ポジショナルプレーと仕事の進め方

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横浜F・マリノスを応援しています。ただ、football全体も好きで、特に戦術論も大好物です。そんな戦術の中でポジショナルプレーという考え方があります。私はfootballの専門家ではないのでビシッと定義できないですが、「攻守に相手チームをフルボッコにするためのプレースタイル」ぐらいに捉えています。これビジネスパーソンの仕事の進め方とも共通する点があるなと昔から妄想していました。今日はポジショナルプレーとビジネスパーソンの仕事の進め方について考えてみます。

ポジショナルプレーとは

元々。チェスから生まれた概念です。アメリカの有名なチェスプレイヤーのボビー・フィッシャー

ポジションの優位性から戦術が生まれる

と唱えました。このアイデアがfootballに持ち込まれて発展してきました。「優位性を保てる状態でボールを受けるプレー」になります。同じポジショナルプレーを志向していても、横浜F・マリノスマンチェスター・シティでは、チーム戦術は異なります。だから戦術というより、プレースタイルの原則なんでしょうね。ポジショナルプレーの代表的な原則は3つ言われています。

  1. 量的優位
  2. 質的優位
  3. 位置的優位

3つの優位

量的優位とは単純に数的な有利を作りだすことです。相手が1人の時、こちらは2人、3人と人数をかけることで優位を作りだします。質的優位は選手の特性に依存する優位性です。私の推しに、横浜F・マリノス のエウベル選手がいます。彼はスピードとドリブルで違いを作ります。1対1のシチュエーションを作れば、その能力で、相手選手を置き去りにしてくれます。最後の位置的優位は、文字通りボールを受ける位置で優位性をつくります。相手DFの死角だったり、相手からすればどの選手がマークをしたらいいか困るような、相手の嫌がる場所に顔を出してボールを受けます。

仕事の進め方と3つの優位

仕事も似た所があるなと思います。量的優位は仕事のスピードです。他者が1回の所を自分は3回、4回チャレンジすることで、練度があがり他者より成果を出すことができます。ただ成長していくと限界に打ち当たります。1人で出来る仕事の物理的限界がありますから。次に目指さなくてはいけないのは質的優位です。仕事の量ではなく質にフォーカスします。ビジネススキルを高めていくことが求められます。特にどうやって考えるかの思考力が問われます。量的優位、質的優位で優れても、優秀な人材はたくさんいるのでやがてコモディティ化します。当たり前になってしまいます。次に大事になるのは位置的優位です。位置的優位は、社内のどの分野で第一人者になるかです。お勧めは社内で誰もやったことのない分野で手を挙げることです。先行者利益ではないですが、面白い仕事や貴重な情報が集まってきます。社内でその分野の第一人者になると、外部ともやがて繋がるようになります。そこでまた人脈や情報を掴むことで、自分の成長にも繋がります。今、どの企業もDXを代表とするような新しいことにチャレンジする機会が多いです。20代、30代、40代であれば未経験でも果敢にチャレンジしてみたら良いのではないでしょうか。