少し前になりますが、マルコス・ジュニオール選手が横浜F・マリノスからサンフレッチェ広島へ移籍しました。四年半チームに在籍し、2度のリーグ優勝に導いてくれた大エースです。明るく人懐っこく、でも常に練習から100%のパフォーマンスを発揮してくれるプロフェッショナルでした。
横浜F・マリノスはビッグクラブですが、お金持ちのクラブではありません。マルコス選手もマリノスを愛してくれましたが、金銭的にも十分な報酬を提示できませんでした。何よりチーム戦術の変化により、この2年スタメンの座からも遠ざかっていました。プロフットボーラーとして変化を欲していたのだと思います。また、この時期であれば、チームにも移籍金を残せるとも考えてくれたようにも思います。
心情的にはお別れは寂しいですが、チームのサイクルが一つの終わりを告げたようにも感じます。しかし、マルコス選手とのマリノスファミリーとしての心の繋がりは永遠に続きます。選手と美しい別れた方が出来るクラブになってきたのだなと実感しました。ありがとうマルコス!幸運を祈ります。