クマ坊の日記

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【人材育成】リスキリングを阻む3つの壁

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少し前の話になりますが、10月3日に開催された国家での所信表明演説で「企業人のリスキリング支援に5年間で一兆円を通じる」ことを表明しました。人材育成の業界は、リスキリング祭でザワザワしています。今日はリスキリングについて考えてみたいと思います。

リスキリングとは何か

リスキリングとは、「新しい職業に就くために、あるいは、現在の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために必要なスキルを獲得すること」が定義になります。近年はDXの進展に伴い、リスキリング=ITスキルの獲得と同義で使われていることがほとんどです。

 

リスキリングを阻む3つの壁

昨日の記事に上げたように、今年は久しぶりに資格取得の勉強を実践しました。振り返るとリスキリングに近しい経験でした、その経験から感じたのはリスキリングを阻む3つの壁です。

  1. お金
  2. 時間
  3. 実践の場

まず一つ目の壁は、リスキリングのための費用です。資格取得するにも、学校に通うにも費用がかかります。賃金は上がらず、物価はインフレで家計を圧迫。リスキリングのために自己投資できる余裕がある人は少ないように思います。企業側の費用援助は必須です。ちなみに、私は今回ISO30414の資格取得に40万円の費用がかかりました。会社と交渉して、全額費用負担して貰いました。最初は難しいかなと思いましたが、交渉してみるものですね。懐の深い会社に感謝です。

リスキリングで最も高い壁は、勉強時間の捻出だと思います。現在の仕事やりながら、勉強するわけですから、学習者の負担は半端ありません。企業もリスキリング休暇等の制度援助が必要になるかもしれません。そして最後が実践の場です。新しいスキルを学習しても、本当の意味で身につけるにはスキルを使ってみる、アウトプットする機会が必要です。社員の副業も認めていかなければならないでしょう。リスキリングを推進するには、まだまだ整備することが多そうです。