クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【人材育成】中高年はEasy リスキリング

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リスキリングに関する世の中の記事は、どちらかというと危機感を煽るような内容が多いです。技術革新やビジネスモデルの変化に対応するためにリスキリングしないと仕事を失ってしまうかもしれないそんな論調です。実際、海外ではそのような事象が発生しているので正しいのではありますが、危機感を煽るだけではリスキリング上手く進まないようにも思います。今日は個人の視点から、特に中高年の立場でのリスキリングを考えてみたいと思います。

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学びはもっと自由で楽しいもの

リスキリングで語られるスキルテーマとしては、ITスキルを指すことが多いです。企業もDXを推進しているので当然です。ITスキルに苦手意識を持つオジサン的には、その習得のハードルはとてつもなく高いようにも感じてしまいます。そのため、リスキリング自体とても大変なものという先入観を抱いてしまっているようにも見えます。でも、危機感に煽られた学びは続かないし、身につかないことがほとんどです。自分の趣味を振り返れば一目瞭然です。楽しい時に人は学び成長します。知識もスキルも獲得できます。だから、本当に自分が興味、関心が持てるテーマをリスキリングするのがお勧めです。

 

現在のキャリア✖︎リスキリングで考える

以前、キャリア開発を行う際は「ピボット」で考えることをお勧めしました。清水の舞台から飛び降りるような勇ましいキャリアチェンジではなく、現在のキャリアを軸足にしながら、もう片方の足で恐る恐るキャリア開発を探っていく方法です。新たなキャリア開発を行う際に、寄って立つ軸があるというのは心強いです。リスキリングも同じで、これまで築いてきたキャリアを捨てることはありません。現在のキャリアに、リスキリングの新しいテーマを掛け合わせることで人材マーケットでは付加価値が出るわけです。例えば、私が今からITの事について勉強して、コードが書けるようになっても、それらを本業でやってきた人達には追いつけません。(私が20代であれば、逆転できる可能性はありますが)でも、人材育成✖︎マネジメント✖︎新規事業開発✖︎ITスキルとなると、状況が変わります。恐らくそんなキャリアを持っている人材はレアな存在になります。私のような中高年がリスキリングを考える時は、これまでのキャリアに新しいスキルをどのように掛け合わせるかという視点で考えられるといいと思います。

 

忘れものを取りに帰るリスキリングもあり

年を取ると、学生時代にもっと〇〇勉強しておきたかった。〇〇チャレンジしてみたかったなど、人生の忘れものを抱いている人は意外に多いのではないでしょうか。必ずしも仕事に直結するテーマやスキルでなくていいと思います。そういうやりたかったけど、手をつけてこなかったことにチャレンジするのも大切だと思います。人生100年時代。中高年はまだまだ人生の若造です。これからの人生を豊かにするための、リスキリングもありだと思います。

 

誰かのためのリスキリングもあり

誰かのためのリスキリングもありだと思います。私は昨年、ECO検定にチャレンジしたり、地方創生の支援をしたり、子どもの貧困問題を支援したりしました。自分が培ってきた経験を、次世代の為に何か役立てたいというのが動機でした。新しい世界と接続することで、結果的に自分にとっての成長に繋がりました。

このように、様々なリスキリングがあって然るべきどすす、気軽にEasyリスキリングするのが、良いのではないかと思います。