年末に仕事関係の資料を整理していました。「これ面白そう」と思ってチェックはしたが、ちゃんと目を通していなかった資料があるわあるわ。今日はそんな情報から、人材育成に関するトレンドについて書いてみたいと思います。
リスキリングとは
リスキリングとは「技術革新やビジネスモデルの変化に対応するために、新しい知識やスキルを学ぶこと」です。国も今後5年間で一兆円の予算を投入することが決まっており、注目が高いテーマです。
2022年経済白書の調査が細か過ぎる
年末に整理していて出てきたのが、内閣府が出している経済白書です。日本経済の見通しや課題について書かれている資料です。そんな経済白書がリスキリングに関して言及していること自体に時代と驚きを感じます。ここで、私が注目した箇所は、「学び直しが賃金に与える影響という調査項目」です。よくまあ、そんな項目調べたなという感じですが。。。結論から言うと、大学など職場外での訓練や自己啓発などに取り組んでいる人は、4年間で年収が7%上昇するとの分析結果を示していました。もっと正確にお伝えすると、大学など職場外の訓練と自己啓発の両方に取り組んでいる人の年収は7%上昇。職場外の訓練だけは2％の上昇。自己啓発だけはマイナス1%の結果になっていました。何故、差があるのかは書かれていませんでしたが、大学などの職場外での学びは費用もかかりますから投資回収しようという意欲も強いでしょう。さらに自己啓発もするわけですから主体的に学ぶ姿勢も強い人達なのかなと私は想像しました。そういうバイタリティの高い人であれば、企業内外でも評価されるだろうし、収入も上がるのかなと思いました。
年齢によって興味がある学び直しのテーマは大きく変わる
この調査でもう一つ興味を惹いたのは、年代毎に学び直したいテーマについて質問している点です。40代〜60代で最も多かったのはデジタルや情報に関する技術でした。いわゆるDXというやつです。私も今年の目標の一つにITパスポートの取得を掲げましたが、同じようにITに関して勉強してこなかったなと感じている中高年が多いのだなと感じました。その一方で、20代〜30代で学び直したいテーマとして多かったのは心理学でした。人間関係とかコミュニケーションで苦労しているのが推察できました。
皆さんの今年の学び直しのテーマは何ですか？
