クマ坊の日記

人材育成とビジネスとサッカーが中心のブログです

【ビジネススキル】仕事のイヤイヤに効くリフレーミングスキル

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私の生業は企業の人材育成支援です。イメージしやすいのは、会社で実施される管理職研修や新入社員研修等の企画と実施です。私は今の仕事を天職だと感じていますし、やり甲斐も感じています。幸せなビジネス環境ですが、組織に属している以上、気が乗らない仕事や寧ろ逃げ出したくなるような状況も多々あります。そんな時に役立つリフレーミングについて今日は考えてみたいと思います。

 

何が描かれてる絵でしょうか?

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こちらの写真は物の見方が多様であることを、体感する時に研修でよく使われる絵です。若い女性と老婆が見えますか?

全ては状況の中にある

企業の人材育成の仕事をしていると、様々な職場の問題に遭遇します。人間関係、マネジメント、リーダーシップ、部下育成、評価、戦略・・・。現場はそれぞれの問題に苦しみ、解決しようともがいています。私は当事者でない第三者として問題を眺めることになります。その立ち位置から眺めていると気がついたことがあります。それは、「世の中に存在するあらゆる事象は、その状況下において条件付きで存在する」ということです。ちょっと小難しく定義しましたが、要は状況や条件が変われば問題の捉え方も変わるということです。問題に関わる当事者的には八方塞がりに見える状況でも、その問題を別の立場から見ると違った見え方がするということです。例えば、多くの仕事は上司からおりてきます。それが素晴らしいアイデアであればいいのですが、多くはイケテいないです。さらにあなたの元に仕事が届く頃には、上司がイケテない仕事をさらに複雑にして渡すこともあるかもしれません。もしくは、上から下へ丸投げの場合もあります。どのような形であれ、上から下への伝達型の仕事な訳です。

ただ、こんな仕事でも部下が仕事の意味づけをするようになると、状況が少し変化します。「あなたがおっしゃっていることはこういう意味でしょうか?私はさらにこんな風に考えていますがいかがでしょうか?」一方的な伝達から双方向になり、仕事が少しクリエイティブなものに変化したように見えます。まあ、対話ができない上司だとその時点で詰んでしまいますが💦 

 

可能性もリフレーミングしてみる

上司の課題から自分の課題に捉え直すことが出来ても、まだ気が重たいのは変わりません。課題捉え直したとしても、自分の能力や与えられたリソースでは、解決は無理ゲーのように感じるでしょう。ここでも課題をリフレーミングで自分の課題として捉え直したように、解決の可能性についても捉え直すことをお勧めします。自分でひとりで解決しないことです。他の誰かと一緒に協働することで光がさしてくることもあります。まじめなビジネスパーソンになればなるほで、自分やリソースを固定的に考えがちです。厄介なのは、自分の考えが固定的であることに気づかないことではあるのですが。勿論、他者と協働するには、それはそれでハードルは高いのです。しかし、1人では無理ゲーだけど、他者と協働することで成功の可能性はあがります。他部門や会社を越境して、一緒に組める人を探すのは単純に面白いし、ワクワクします。