クマ坊の日記

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【ビジネススキル】オープンイノベーションは想いと熱意と権限

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新規事業や新商品を開発する際の手法として、注目を集めているのがオープンイノベーションです。その勢いは増すばかりで、ビジネス界隈はオープンイノベーション祭りと言っても過誤ではありません。私自身も現在、いくつかの企業とオープンイノベーションを実践中です。なかなか一筋縄ではいきません💦 今日はオープンイノベーションについて考えてみたいと思います。

 

オープンイノベーションとは

オープンイノベーションを最初に提唱したのは、ハーバード大学のヘンリー・チェスブロウ教授です。定義としては、「組織内部のイノベーションを促進するために、意図的かつ積極的に内部と外部の技術やアイデアなどの資源の流出入を活用し、その結果組織内で創出したイノベーションを組織外に展開する市場機会を増やすこと」です。難しい💦 乱暴に一言で申し上げると「自前主義の脱却」です。

 

オープンイノベーションのメリット

他社と協業する事で、開発期間を大幅に短縮することが可能です。変化の時代においてスピーディーに事業を立ち上げれることは価値が高いです。また、コストも削減することも可能です。外部資源を活用できるわけですから。もっとも、初めて協業する際は目に見えないコミュニケーションコストも発生するんですが💦 最後に、外部と協業することで逆に自社のリソースを整理したり、強みを再認識することにも繋がります。

 

誰と組むか

オープンイノベーションの最も難しいのは、誰と組むかです。私の会社にも有難いことに多くの企業から声をかけて頂きます。ただ私が大切にしているのは、自分が組みたいと思う企業を能動的に探すようにしています。損得も大事ですが、それ以上に自分が惚れ込んだ企業と一緒に組みたいと考えています。そうすると、こちら側の想い(ビジョン)や熱意が問われることになります。そのような泥臭さがないと、相手側からも選ばれないし、良好な関係性も築けないと私は考えています。また会社から権限を分取ってくることも大切です。いちいち上長に確認をしなくては交渉できないようでは、相手からも逃げられますから。