職場の問題解決は3種類に分類されます。発生型、発見型、発掘型です。今日は発生型の問題解決について考えていきます。
発生型の問題解決
これは突発的な事故、現在進行形のクレームや故障や製品不良など。緊急対応が求められるものを指します。
まずは深呼吸
こういう自体に遭遇すると、経験が少ないと頭が真っ白になります。まずは深呼吸して落ち着いてください。私は深呼吸しながら最悪なことを想定して覚悟します。私の仕事は人の生死に関わるような仕事はないので、最悪といってもたかがしれています。会社の人事規定の範囲内でしか責任は取りようがありません。最悪を想定しておくと頭が冷静になります。頭を冷静でいることは重要です。繕ったり、躊躇していると問題を悪化することに繋がりかねないからです。他のメンバーにもパニックは伝染しますから。
次に事実確認
問題が発生したら即座に事実確認することが求められます。その上で当面の対策を実施します。初期の事実確認がどの程度できるかで対策も変わってきます。タイムリミットがある時などは、十分な事実確認ができない中、対策を打たなくてはいけないケースも出てきます。その際は、同時並行で複数対策案を走らせます。良い対策を考えても時間切れで実行できないと意味がないからです。もちろん、リソースを分散させると効率はよくないし、現場も混乱するので避けたい所ですが、とにかく問題を大きくさせないことが大切です。いかに早く発生した問題を鎮火させるか意識しなければなりません。
安心しない
上記のように緊急対策して、問題が鎮火できても安心してはいけません。時間が経つと再び同じような問題が起き、場当たり的な対応を繰り返すことになるからです。そうならないように、問題の根底にある原因を見つけ、再発防止策を取り、職場に徹底することが大事です。こからさ、発見型の問題解決に移行します。