クマ坊の日記

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【ビジネススキル】問題解決は池の水ぜんぶ抜くことに似ている

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テレビ東京で放映している「池の水ぜんぶ抜く大作戦」を見たことありますか? 娘が好きで結構見ています。内容は単純にタイトル通り、池の水を全部抜くだけですが、娘からすると毎回ドキドキするそうです。今日は娘と番組を見ている時に考えたことを書いてみたいと思います。

www.tv-tokyo.co.jp

 

 問題解決が上手くいかないには理由がある

前回の記事で問題とは、決められた仕事の標準が守られていなくて不具合が起こっている状態だと説明しました。凄くシンプルな定義ですが、実際の職場で問題解決をするのは難しいです。何故なら複数の要因が絡み合って問題は発生していることがほとんどだからです。誰でも分かる事なら、すでに誰かが対策を打っているでしょうし💦 解決できていない、放置されて先送りになっているのはそれなりの理由があるの場合が多いと思います。

 

問題解決は「池の水ぜんぶ抜く大作戦」に似ている

 

問題解決の研修や本では、そんな時は、問題の真の原因である真因を探しあてなくてはならないとか、何故を3回繰り返して問題点を絞り込むことが推奨されます。両方ともアプローチとして正解です。しかし、前述した通り問題が複雑なので教科書通りには上手くいかないのが普通です。では、そんな時にはどうしたらいいのでしょうか?その答えが「池の水をぜんぶ抜く大作戦」に描かれていました。

 

「池の水をぜんぶ抜く大作戦」では、水を抜くだけでなく、池の掃除をします。不法投棄されていたゴミを取り除く。在来種を脅かしていた外来生物を駆逐する。そうやって池の生態環境を整える事で、池を以前の美しい形に戻そうと試みます。ここで大切なことは池の水をぜんぶ抜いたことです。抜くことで池の実態が明らかになり、問題点がはっきりとすることです。職場の問題解決も同じことです。水をぜんぶ抜くことで問題点が明らかになります。有名なところで言えば、トヨタの製造現場では在庫を持つなと指導されます。在庫が池の水に該当するわけです。在庫を極力減らすことが、製造ラインの悪さを明らかにするという理屈です。

 

同じようにホワイトカラーの生産性を高めたいと思ったら、要員を減らすというアプローチも実は効果的です。例えば残業を減らそうと考えたら人手を増やすというのが普通の考えです。でも池の水と同じように、水=人と考えれば少ない人数で切り盛りする事で無駄な残業、無理な仕事が明らかになります。そこにメスを入れていくというのもアプローチの仕方としてあります。まあ、池の水と違って人は人員を減らされると悲鳴をあげますが。だから短期間でケリをつけるという覚悟がないと間違いなく失敗しますが💧